経皮吸収製剤は医薬品だけでなく、化粧品、医薬部外品などにも使われる剤形です。目的にあった有用性の高い製剤を開発する上で、経皮吸収性評価は非常に重要です。
この講演では、経皮吸収製剤設計のための処方開発のポイント、基礎から始める経皮吸収実験法のやり方、実験結果のデータ解析法など、製剤開発を行う研究者にとって必要で、かつ、実用的な実験方法とノウハウについて説明いたします。
- 皮膚と経皮吸収
- 皮膚と薬物透過
- 経皮吸収製剤の種類
- 設計の目的
- 経皮吸収製剤の特徴と設計
- 有効成分の選定
- 有効成分の物理化学的性質
- 有効成分の選択と条件
- 薬物の生物学的な条件
- 薬物の物理化学的な条件
- In vitro実験の方法と評価
- 実験装置のデザインと特徴
- In vitro膜透過実験法
- 製剤の評価とデータの解析
- In vino実験の方法と評価・解析方
- In vino実験方法
- 経皮級製剤の評価とその解析方法
- 製剤の評価
- 薬物放出試験法
- 製剤物性評価法
- 安全性評価法
- その他の製剤評価法
- 結果の解析と留意点
- 薬物の経皮吸収促進法 ~有効性を上げるためには~
- 科学的な方法
- 物理的な方法
- In vitro/In vinoの相関性
- In vitro透過実験からIn vino吸収性の予測
- 経皮吸収性の種差
- 油/水分配率からの経皮吸収性の予測
- まとめ