DRBFM とは、FMEAをベースにしたデザインレビュー (DR) 」のことです。この手法は、新規点、変更点・変化点に着目し、設計の見える化を図り、創造力をたくましくしてより多くの問題点 (特に潜んでいる問題点) を議論しながら、お互いの頭脳を刺激して、色々なことに気づくことで、問題の未然防止に結びつけることを目的としています。
本講演では、FMEAでは事故は防げない!と言い切るベテラン講師 (「DRBFM A級エキスパート」認定) が、これまでの車載電装品設計で培った経験を基にした独自の「Nakadeメソッド」と、実践経験からの「演習」及び「実践的な事例紹介」を取入れ、正しくDRBFMが職場で活用できるポイントを具体的に分かりやすく、学んでいただくことを狙いにしています。
0. 最初にお伝えしたいこと
- FMEAでは事故は防げない!
- FMEAとFTAの意外な関係!
- 最初にゴールを決める! (正しく…企画!)
- はじめに
- 品質問題の未然防止とは
- 開発段階における品質問題防止の意義
- そもそも「DRBFM」とは何か!
- 私の推奨する「効果的未然防止検証法」
- 現状の課題
- デザインレビューの実態
- 形骸化したデザインレビューの実態
- 開発現場での実態と課題 … 「未熟/独りよがりの設計」
- 従来のFMEAの考え方
- 従来のFMEAで品質が良くならない理由
- FMEAの正しい使い方
- 品質未然防止問題の撲滅効果
- Nakade Method 商品力向上“7ケ条”
- 設計をシステムから考える
- 機能抽出と数値化
- 衆知を集めた最適設計手段
- 機能 – 故障と故障モード
- 対策のトレードオフ
- 真因を導く「なぜなぜ分析」の極意
- FMEA完成度向上のからくり
- リコール情報から学ぶ
- リコール情報の分析
- 考えさせられるタカタ製エアバック欠陥
- ソフト屋主導で失敗のプログラムミス
- 過去最高だった前照灯スイッチ リコールの再発!
“イグニッションスイッチ”の大規模リコール
- ワイパーモータ被水とヒートポンプ事故の共通点
- 品質の判断記述 … 顧客不在の「車載/家電製品」事例に学ぶ
- フロントワイパ・バックギア連動リアワイパの装備対応
- カーナビ:液晶表面の傷…家電メーカの品質基準
- ミラーレスデジタルカメラ:メモリーカードエラー
- 主電源が見えない“IHクッキングヒーター”
- 浴室の浴槽掃除不備と浴槽内面の歪み!
- 洗濯機購入2週間で、“クッ!”“クッ

- 品質とは!
- 品質の考え方
- 品質の定義と分類
- 品質における顧客要求と満足
- すなわち品質とは!お客様の満足
- 【グループ討議】なぜ品質問題が起きるのか!どうしたら、品質問題をなくせるのか?
- 品質問題未然防止法の考え方
- 重要!品質問題発生の原因
- FMEA/FTA/なぜなぜ分析
- FMEAの基礎知識
- FMEAとは
- FTAとは
- FMEA、FTAの見える化の有効性
- 「なぜなぜ分析」の誤解事例
- 正しい「なぜなぜ分析」の展開事例
- 信頼性設計の鉄則
- 信頼性の高い製品の定義と見落とし項目
- 使用環境/車の変化による事例解説
- DRBFMとは
- DRBFM法のイメージ
- 品質問題未然防止法「DRBFM」の定義
- DRBFM手法
- 未然防止の3ステップ/サイクル
- DRBFMの定義
- DRBFM=衆知を集める!
- GD3活動
- ケーススタディー「DRBFM」<演習※場合により変更の可能性あり>
- いつまでも「飲み頃」タンブラーカップ
- 機能から商品を考える衆知を集める体験 … 7つの帳票使用
- システム要件表
- 機能着眼点一覧表 … その製品の目的!
- 気づきシート
- 変更点・変化点一覧表
- 組立構造図
- 変更点 – 機能の故障モード表
- FTA (タンブラーカップなぜなぜ分析)
- Nakadeメソッド DRBFMワークシート
- DRBFM推進での注意点解説
- Nakade メソッド 商品力向上“7ケ条