本セミナーは、医薬品の事業性評価、販売予測の2テーマをセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 87,210円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 61,560円(税込)
医療用医薬品の販売予測は、過去のトレンドに基づいて作成するVolume Trend Forecastのみならず、患者数に基づいて年間ベースで予測するPatient based forecast、罹患数に始まり治療フローに基づき月間ベースで予測するPatient flow forecast、さらに市場のダイナミック (New, Switch, Repeat) データを利用して月間で予測するPatient Dynamics Forecast等がある。疾患領域によって適したModelは異なるが少なくとも複数の方法を利用してvalidationすることが望ましい。
数学的な推計モデルの話は扱わず、私自身の実務経験に基づいたエクセルで可能な販売予測の方法を紹介する。
- 販売予測の目的
- 販売予測の基本的なStep
- Patient Based Model (Yearly)
- 患者数予測 (潜在患者、診断、治療、Therapeutic Class)
- 治療日数の予測
- 自社製品の患者数シェア予測 (疾患クラス、競合製品の予測を含む)
- Patient Dynamics Model
- New/Switch/Repeat ptsとDrop – out curve
- Patient Flow Model (Monthly)
- 1st line, 2nd line, 3rd lineの取扱
- Volume Trend Model (Monthly)
- その他
Microsoft Excelを用いた、シンプルながらも高度な予測テクニックの数々を紹介する。マクロやモジュールなどは一切用いなくても、こんなに説得力のあるモデルを構築できる。高価なデータベースを購入しなくても、公表されている情報だけでここまでのことができる。実際に手を動かして、Excelのワークシートを一から作る手順を関数の使い方を説明しながら解説してゆく。
- NDBオープンデータの活用法
- 2016年10月に公開されたNDBオープンデータは、ほぼ全数データであることからサンプルの代表性などの心配をする必要がないことに加えて今回の公表物が性年齢階層別に抽出されていることから、デモグラフィック分析から将来患者数の予測まで、マーケティングや研究・開発企画系の分析に極めて有用である。今回はこのデータの応用例としていくつかの分析を行う。
- ピークマーケットシェアのアサンプションの算出法・市場調査を行わない場合
- ピークマーケットシェアは通常は市場調査を行うことによって最も説得力のある形で推計できるが、必ずしも市場調査ができる場合ばかりではない。そのような場合でも、何らかのピークマーケットシェアに関するアサンプションを持てる方法を解説する。
- 経営層の前で予測の合意を売るためのExcelの見せ方のテクニック
- 売上予測の目的は、その時点での最善を尽くして売上を予測し、その予測の下となるアサンプションについて経営層を含めた全社的な合意を得ることである。そのためには、アサンプションと予測売上との関連性を可視化することが重要である。そのような見せ方の参考になるようなExcelのテクニックを紹介する。