濾過現象は、対象となる懸濁液の特性、分離の目的に応じた様々な濾材・濾過装置、操作条件など、様々な因子の影響を受ける複雑な現象です。ろ過プロセスを最適化するには、この濾過現象を理解していく必要がありますが、実際には理論的な扱いが難しいことが多く、経験の蓄積が重視される技術分野でもあります。
本セミナーでは、固液分散系の特徴とその評価、圧力損失の基礎、濾過と濾材の種類、濾過メカニズムと数式表現と設計、濾過プロセスの最適化法についてわかり易く概説し、濾過技術に関連する知識の全体像を習得します。
- はじめに ~濾過プロセスの概要~
- 固液分散系
- 水・溶液に関する基礎知識
- 溶液物性
- 移動現象
- 固液分散系
- 溶質、コロイド、微粒子 粒子径分布
- 微粒子群の挙動 沈降特性
- 分散・凝集と界面化学 ゼータ電位
- 圧力損失の基礎
- 圧力損失はなぜ起きるか
- 粘性の法則
- 圧力損失のモデル式 円管、粒子充填層
- 濾過プロセスにおける圧力損失
- 濾材の圧力損失
- 粒子の捕捉と圧力損失
- ケーク層の形成と圧力損失
- 濾過と濾材の種類
- 濾過の種類
- 濾材の種類
- 深層濾過の濾材
- フィルター・膜
- ケーク濾過
- 濾過のメカニズムと数式
- 濾過現象の数式表現
- 深層濾過
- ケーク濾過
- 膜ろ過
- 濾過のメカニズムと数式
- 濾過のメカニズムと数式
- 濾過現象の数式表現
- 深層濾過
- ケーク濾過
- 膜ろ過
- 濾過データの解析
- 濾過プロセスの設計
- ラボ実験による濾過特性評価
- 濾過データの解析とスケールアップ手順
- 濾過プロセスの設計
- ラボ実験による濾過特性評価
- 濾過データの解析とスケールアップ手順
- 濾過プロセスの設計
- 濾過プロセスの最適化法
- 凝集による前処理
- ろ過助剤
- 運転・計測・管理