本セミナーでは、感性評価・官能評価について基礎から解説し、パネル (評価者) や検査室、試料の管理、評価実施時の個人差の調整 (尺度合わせ) について、官能評価事例を交えて解説いたします。
官能評価は、人間の感覚特性を考慮したものづくりをしたい時、あるいは、感覚を利用して、すでに作り上げた製品の特性を正しく評価したい時に用いる。 本講演では、パネル (評価者) や検査室、試料の管理などの官能評価を実施する際の注意点、官能評価手法の概要とその使い分け、主な手法としての順位検定とQDA法の実施法と統計手法、さらには、官能評価の事例などの紹介と解説を通して、官能評価をものづくりに役立てるための知識と技量の修得を目指す。なお、QDA法は、製品の官能特性を様々な評価用語を用いて評定するものである。