製薬業界は今後も堅調な成長が期待される製造業である。経済の浮沈に比較的影響を受けにくい業界でありながら、新薬創出と医療費削減への圧力、少子高齢化という社会変化、新しい技術の誕生という変化が訪れている。この状況下メガファーマが勢いを増す中、中堅製薬会社は新しい戦略や大方針を模索せざるを得ない。
本講座では、中堅製薬会社特有の事情を新たな視点で考察し、その生存のための戦略と大方針を議論する。
- 製薬業界の現状
- 政策:新薬創出と医療費削減への圧力
- 社会:少子高齢化
- 技術:新技術・新潮流
- 従来型医薬品
- 新型の医薬品
- 医療機器という代替治療法
- 中堅製薬会社のおかれた現状
- 中堅製薬会社の業態私的定義と分類
- 製薬業界の機会
- 製薬業界の脅威
- 中堅製薬会社の弱み
- 中堅製薬会社の強み
- 海外の中堅製薬会社
- 中堅製薬会社
- 中堅製薬会社のはたしている役割
- ニッチの王としての中堅製薬会社:現状を維持するか
- 製造業としての中堅製薬会社:規模の経済に勝てるか
- 新薬メーカーとしての中堅製薬会社:新薬を創出できるか
- 選択と集中
- 中堅製薬業のリスク配分とは
- とるべき方向性とは
- 中堅製薬会社は成功した○○企業である
- モデルとする企業
- 狙うべき創薬のターゲット
- 各種決断のタイミングとは
- 適応拡大という魔法
- まとめ