第1部 IoT活用によるビジネスモデルの最新動向と普及への課題
~独・米・日の製造業におけるビジネスモデルを事例とともに紹介~
(2017年2月23日 13:00〜14:30)
「IoT とは何か」といった基礎知識ではなく、最近の産業界からニーズが高い「IoTで何ができるか」という具体的な応用事例を中心に説明する。
- はじめに
- 新しいIoTビジネスモデル
- 日本で急速に新しいIoTビジネスモデルが出現している製造業に焦点を当て、遠隔状態監視・制御、見える化、システム・オブ・システムズ、サイバー・フィジカル・システム、カスタマイズ生産といった形態を説明する。
かつ、それらのみならず、ドイツで売り上げを急速に伸ばしている「能力の販売」といったIoTにより始めて可能になった新しいビジネスモデルなどについて、その原理と個別事例を紹介する
- 日本の動向
- 日本のIT投資は世界先進国のなかで異質な投資行動をとっている。
その結果、日本の産業の競争力が先進国のなかでも最下位に近い状態にまで落ち込んでしまった状況を説明する。
- 今後の課題
- IoTを普及拡大するために解決が必要な課題のうち主要な事項について説明する。
- プラットフォームエコノミー
- 米国で最も注目されているオープン・プラットフォーム型ビジネスモデルについて説明し、その強い光と影に触れる。
- 雇用への影響
- 将来、約半分の雇用が失われるという推計についてマスコミが盛んに報じているが、世界の論調はどうなっているか、紹介する。
第2部 IoT時代に向けたオムロンのAutomationによるものづくり革新
~ビッグデータとクラウドの活用による、生産性・品質向上事例~
(2017年2月23日 14:45〜15:45)
製造「現場」に立脚するオムロンは、現場のIoT化に必要となる『データの発生源』、『データの収集法』、『データの利用法』の3つを重視し、制御の進化と共に最新技術やグローバルスタンダード技術を活用しながらIoT化に取り組み、商品化している。
今回は、自社工場のIoT化の取り組み事例やオムロンの考える今後の製造現場におけるデータ活用の展望について紹介する。
- オムロンの会社紹介
- 会社紹介・事業のご紹介
- オムロンの考える工業社会変化など
- データ活用事例と動向
- 製造業IoT/情報関連技術の活用取組状況
- データ活用で起きている身近なイノベーション事例、など
- オムロンが考えるAutomation
- 製造業を取り巻く変化・高度10mのAutomation革新
- オムロンのオートメーションコンセプト
- オムロンの製造現場の革新取組み
- オムロンの製造現場革新
- Step1生産改善
- Step2品質革新
- Step3データの価値拡大
- IoT時代に向けたモノづくりの革新
- 「確かなデータの積み重ね」による近未来像
- 設備間連携によるプロセス品質見える化
- 最後に