本セミナーでは、アンテナの小型化、薄型化、マルチバンド化、広帯域化、高性能化、フレキシブル化、機器筐体内へのアンテナ内蔵技術、アンテナ配置、アンテナ形状、人体のアンテナ特性への影響、電磁環境両立性 (EMC) などを含めたアンテナ実装技術について詳解いたします。
近年、身のまわりのすべての機器・モノをネットワーク接続するIoT (Internet of Things) /M2M (Machine to Machine) に注目が集まっています。特に、IoT/M2Mシステムにおけるモバイル・ウェアラブル機器、小型センサネットワーク機器をはじめとし、大型情報処理機器などにおいてもワイヤレス機能は必要不可欠とされ、これらのシステムにおいては、3G・4G・5G ・LTE、無線LAN (WiFi) 、Bluetoothなどのマイクロ波技術からミリ波技術まで、利用周波数帯の異なる複数のワイヤレス通信システムが混載・共用されます。 これらのワイヤレスシステムにおけるアンテナは、電波の出入り口となるキーデバイスとなり、機器の小型化や高性能化のためには、アンテナの小型・薄型化やマルチバンド化、広帯域化、高性能化が重要となります。 本講演では、IoT・M2Mシステムのための小型アンテナをターゲットとし、アンテナの小型・薄型化や、マルチバンド化、広帯域化、高性能化などに有効なテクニックを解説するとともに、さらには、アンテナのフレキシブル化や、機器筐体内へのアンテナ内蔵技術、アンテナ配置やアンテナ形状の変化に対する特性変動、人体のアンテナ特性への影響、電磁環境両立性 (EMC) などを含めたアンテナ実装技術について、小型アンテナ設計やワイヤレスシステムなどの研究開発に携わった経験をもとに、基礎から実践までわかりやすく解説します。