従来、多くの製造現場ではヒューマンエラー防止のため「ポカヨケ」を構築してきました。しかし多品種少量生産や修理など定型化が困難な作業には、ポカヨケは容易でなく、ヒューマンエラーによる問題に苦労しています。このヒューマンエラーは人間の認知・判断・行動の特性から生じるため、その特性を理解し、ミスの起きにくい作業にすることが可能です。
本セミナーは、人間の認知・判断・行動の特性を学び、ミスの起きにくい方法の考え方を学びます。さらにミスを誘発する組織やリーダーシップとその対策を、事例を元に紹介します。演習では、ヒューマンエラーを体験し、実践的な学びセミナーです。資料「職場のうっかりミス防止36のポイント」を使用し、ミスが起きやすいかチェックする方法を紹介します。
本セミナーでヒューマンエラー防ぐ方法を学び、その方法を自社に展開することで、具体的に不良を削減する取り組みができます。
- 製造現場における不良とその発生原因
- ヒューマンエラーとは
- 人間の認知特性とヒューマンエラー
- 短期記憶と忘れ
- 気づかずに誤った行動をするスリップ
- 感覚と行為のずれ、認知的葛藤
- 集中力の低下とヒューマンエラー
- ヒューマンエラーが起きないようにするには
- 人間の認知特性を生かしたヒューマンエラーの起きにくい方法を紹介
- 問題発生を未然に防ぐ現場リーダーの役割
- 現場リーダーに求められる役割とヒューマンエラーを未然に防ぐ組織づくり
- ヒューマンエラー対策演習
- 製造現場の不良発生事例に対して、ポカヨケによる方法と、ヒューマンエラーの発生を防止する方法の2種類を受講者が考え、ヒューマンエラーを防止する方法の構築を学ぶ。
- 「職場のうっかりミス防止36のポイント」を使用したヒューマンエラーチェック方法
- 「職場のうっかりミス防止36のポイント」の紹介と、これを使った作業中に潜むヒューマンエラーを発見する方法