フルオロアクリレート系ポリマーは1950年代から繊維用途の撥水撥油剤として使用されてきたが、分子設計の多様性を生かして、近年、様々な用途に展開されている。
本講演では、フルオロアクリレート系ポリマーの基礎 (分子運動性、表面再編成、動的撥液性など) を抑えた上で、各種用途 (特に、電子デバイス用途、超撥液コーティング) について解説する。
- 撥水撥油性、フッ素系コーティング剤の基礎知識
- 表面自由エネルギーの基礎
- フッ素系コーティング剤の種類と特性
- フッ素系コーティング剤に用いられる溶剤
- フルオロアクリレート系ポリマーの静的・動的表面特性の基礎
- ポリマー分子設計
- 撥液性評価方法
- 構造解析
- 防水・防湿コーティング剤
- 電子デバイスの防水・防蝕性に最適なコーティング剤の設計とは?
- スマートフォン、タブレットへの応用
- インクジェットプロセス用撥液剤
- これが次世代有機ELディスプレイのコストダウンの決め手!
撥液性と現像性の両立、量産適合性
- 超撥液コーティング
- 物理的表面改質による撥液性向上の基礎
- 超撥液性と耐久性の両立
- 環境規制
- PFOS・PFOA問題の動向
- 対策例