魅力的な製品・システムを構築し、その価値を提供するには、論理と感性 (発想) の組み合わせとビジネスモデルが必要である。デザイン人間工学とはデザインと人間工学が一体化しビジネスモデルを加味した新しい学問領域である。デザインが感性 (発想) 、人間工学が論理面を担当している。例えば、家を建てるとき、基礎の土台を作るのが人間工学で、それに載せる家の部分がデザインである。またこの家 (家庭) が維持管理されて価値を生み出してゆくのがビジネスモデルである。この三者が上手くかみ合うことにより、住む人に優しい永続性のある家ができるのである。また、属人的な手法でなく、誰でもこの方法に従って行えば、70点以上のアウトプットが期待される方法である。
本講習会では、このデザイン人間工学方法をマスターして頂き、参加者の業務に活用できるように検討されている。
- デザイン人間工学とは
- デザイン人間工学とは
- デザイン人間工学の構造
- デザイン人間工学の方法
- 制約条件に基づく発想、観察方法
- われわれは制約条件の中で生きている
- 制約条件に基づく観察法
- 制約条件に基づく発想・汎用システムデザイン方法
- 汎用システムデザインプロセスの紹介
- 企業や組織の理念の確認
- 大まかな枠組みの検討
- システムの概要
- 目的、目標の決定
- システム計画の概要
- システムの詳細
- 市場でのポジショニング
- ユーザ要求事項の抽出
- ユーザとシステムの明確化
- 構造化デザインコンセプト
- 可視化
- 70デザイン項目
- サービスデザイン (接客) 項目 (3項目)
- 評価
- V & V評価
- サービス事前・事後 評価法
- UXタスク分析
- ユーザ要求事項の抽出方法
- HMI (Human Machine Interface) における5側面
- ユーザ要求事項の抽出
- 直接観察法、間接観察法について
- 3Pタスク分析、5Pタスク分析を行う
- タスクシーン発想法、許容範囲測定法
- ユーザビリティ評価タスク分析、REM
- コンセプト、可視化を行う
- ユーザとシステムの明確化
- 構造化コンセプトを作る
- 70デザイン項目他を使って可視化案をまとめる
- 身体モデルとメンタルモデルからデザインを行う
- 評価を行う
- V & V評価を行う
- プロトコル解析、パフォーマンス評価
- GUI用のチェックリスト、ユーザビリティタスク分析
- システムユーザビリティスケール
- サービスを構築する
- サービスの定義
- 汎用システムデザインプロセスを活用してサービスを構築する
- サービスの可視化と評価
- ビジネスモデルを構築する
- 制約条件からビジネスモデルを構築する
- システムとしてのビジネスモデル
- ビジネスモデルの3要素
- デザインエルゴノミクスを活用した事例