(2017年1月31日 10:00〜11:30)
オープンイノベーションは、ただ単に協業相手を探すだけではうまくいかないと感じています。NTTデータではオープンイノベーション事業創発室を中心として、内部イノベーションと外部イノベーションを掛け合わせることで、破壊的イノベーションまでも生み出せないかの挑戦をしております。 当室の取り組みをご紹介させて頂きまして、様々なご意見を頂きながら、さらにイノベーティブな取り組みにしていきたいと思っておりますので、皆様と意見交換もさせて頂けましたら幸いです。
~「融知創新」活動から「オープンイノベーション」へ~
(2017年1月31日 12:15〜13:45)
富士フイルムは創立80周年を迎えた2014年1月20日、「Open Innovation Hub」を東京・六本木に開設した。人々の健康や環境などの社会課題の解決につながるソリューションへと繋げていくことが企業課題であると捉え、社会にイノベーションを起こしていくために、開かれた世界で未知のニーズ・シーズと組み合わせることが不可欠であるとの考えからである。 富士フイルムグループの基盤技術・コア技術と、それらを活用した材料・製品・サービスを社外のビジネスパートナーに示し、志を共有することで新たな価値を“共創”する拠点である。そこに至る第二の創業の背景、活動内容などを紹介する。
(2017年1月31日 14:00〜15:30)
昨年「イノベーションを巻き起こす研究拠点」をコンセプトとして、新しい研究開発拠点を建設。研究者自身が、スピードを上げ変革を恐れずに行動することで、自らに対してイノベーションを起こすことと、国内外の多くの研究者と交わり、社会にイノベーションを巻き起こすような研究成果を出していきたいと考えている。 ここでは、この開発拠点を活用した「知の交流」活動やオープンイノベーション活動により、社内外を問わず技術連携・知識融合し、未開拓領域へ積極的に挑戦していこうとしている新しい動きについて紹介する。
(2017年1月31日 15:45〜17:15)
オープンイノベーションと言われて久しい。オープンイノベーションとは一般的には外部との連携を意味する。弊社では社内の部門間連携の取り組みと社外連携があり、前者を社内オープンイノベーションと呼び、後者を社外オープンイノベーションと表現している。どちらのオープンイノベーションもロードマップを核にした開発戦略や自社のコアを明確にした技術戦略、それを実行する為のステージゲートを用いた開発プロセスが重要になる。 これらのマネジメントが個別に存在するのではなく、相互に働きかけながら協調的に運用されて初めてイノベーションが生まれる環境ができる。連携による協創活動を実践し成功させる為には「お互いを思いやった信頼関係とそれを実行する人材育成」が一番重要であると筆者は考えている。