カーボンナノチューブの可溶化/分散化のノウハウおよび、応用の最新動向

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本セミナーでは、カーボンナノチューブの利用・応用を飛躍的に広げる可溶化と分散化について、基礎から応用の最新情報まで、CNT研究のキーテクノロジーを徹底解説いたします。

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プログラム

カーボンナノチューブ (CNT) は、突出した特性/機能 (高い導電性、近赤外発光、高強度メカニカル特性、超軽量、化学的安定など) をもつ1次元導電性分子ナノワイヤーであるが、固体状態ではファンデアワールス力等により束 (バンドル) 構造体を形成し、水や汎用の溶媒にはほとんど溶解しない。  ここでは、CNT可溶化/分散の基礎、および最近のトピックス (半導体/金属ナノチューブの分離、新しい光特性など) 、ならびに可溶化CNTのエネルギー、複合材料、デバイス、およびバイオ分野への応用についての最新話題を提供する。

  1. ナノカーボンとは
  2. カーボンナノチューブの構造、物性
    1. CNTの合成
    2. CNTの基本物性
  3. カーボンナノチューブ (CNT) の可溶化
    1. はじめに – 可溶化の重要性
    2. 一般的な溶媒による分散
    3. 化学修飾可溶化 (共有結合による可溶化処理)
    4. 物理修飾可溶化 (非共有結合による可溶化処理)
      1. 低分子系可溶化剤
      2. 高分子系可溶化剤
      3. DNA可溶化剤
  4. カーボンナノチューブの電子準位
    1. はじめに
    2. 電子準位決定法
  5. SWNTの新しい光特性
  6. SWNTのカイラリティ分離
    1. はじめに
    2. 半導体性・金属性SWNTの分離・濃縮
      1. 化学反応を利用した分離法
      2. ブレークダウン法
      3. クロマトグラフィー法
      4. 密度勾配超遠心分離 (DGU) 法
      5. 選択的可溶化法
    3. 固有のカイラル指数 (n, m) をもつSWNTの分離
      1. クロマトグラフィー法
      2. 密度勾配超遠心分離 (DGU) 法
      3. 超分子科学を利用した選択的可溶化法
    4. エナンチオマー分離
  7. カーボンナノチューブ機能化 (複合材料創製)
    1. 機能化に向けた複合化
      1. 有機分子との複合化
      2. 高分子との複合化
      3. ナノ粒子との複合化
    2. バイオアプリケーション
      1. In vitro アプリケーション
      2. In vivo アプリケーション
      3. CNTの分散と毒性
      4. 細胞培養基板としてのCNT
    3. エネルギーデバイス
      1. 燃料電池
        1. Ptを利用する燃料電池
        2. 非Pt型燃料電池
        3. ダイレクトメタノール電池
      2. 太陽電池
      3. リチウムイオン電池
      4. 空気 – 亜鉛電池
    4. フレキシブル透明電極
    5. CNT熱伝導デバイス

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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