本セミナーでは、レオロジーの基礎から解説し、レオロジーデータを反応硬化の評価と制御に応用する技術について詳解いたします。
講義の主題は樹脂の反応硬化過程におけるレオロジーです。反応硬化においては液体樹脂が固体へと変化しますが、この過程を単純化すると低分子量の孤立したモノマーが分子量無限大の三次元網目構造へ変化することと考えることができますので、これをゲル化過程として解析する基本的な手法について紹介します。 続いて、ケーススタディとしてUVインクと熱硬化性塗料を例に挙げ、三次元網目構造の形成とレオロジーとの関係を分子論に基づいて説明します。さらに、レオロジーデータを反応硬化の評価と制御に応用する技術についても紹介します。