カーボンナノチューブを用いた伸縮性導電材料の開発と伸縮・柔軟センサの作製

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

日時

中止

プログラム

第1部 伸縮しても導通するCNT転写ゴムシートの作製と応用開発

(2017年1月12日 10:30〜12:00)

  1. CNTとは何か
  2. CNTのCVD合成
  3. CNTの分散
  4. CNTの高分子への複合
  5. CNT複合ゴム
  6. 垂直配向CNTの合成
  7. 各種高分子フィルムへの垂直配向CNT膜の転写
  8. 伸縮しても導通するCNTゴムシートの作製
  9. エラストマアクチュエータへの応用
  10. ヘルスケアデバイスへの応用
  11. 伸縮ヒーターへの応用
  12. その他の応用

第2部 CNTシート・ヤーンの作製技術と配列CNT樹脂複合材料の開発

(2017年1月12日 12:55〜14:35)

 ドライプロセスによるCNT構造化が容易な紡績技術を駆使した、配列CNTシート及び糸の作製技術とそれらの諸特性を解説する。  粉末タイプのCNTとは異なるCNTの新しい利用方法を提案するだけでなく、CNTが本来有する高い材料特性をマクロスケールの材料に引き出すことが可能な技術である。一例として、CNTシートと高弾性樹脂の複合材料の優れた電気・熱・機械特性を紹介する。  また、応用例として、低弾性樹脂との複合化によるストレッチャブルセンサーの開発状況を紹介する。

  1. カーボンナノチューブの物性値
  2. 紡績性CNTフォレスト
    1. 高密度CNTフォレストのCVD合成技術
    2. CNTの乾式紡績現象
  3. CNTヤーン
    1. CNTヤーンの引張特性
    2. CNTヤーンの電気伝導特性
  4. 配列CNTシート
    1. 配列CNTシートの電気伝導特性
    2. 配列CNTシートの熱伝導特性
  5. 配列CNT樹脂複合材料
  6. 配列CNT樹脂複合材料の作製技術
    1. 配列CNT樹脂複合材料の引張特性
    2. 配列CNT樹脂複合材料の電気伝導特性
    3. 配列CNT樹脂複合材料の熱伝導特性
  7. 配列CNTストレッチャブルセンサー

第3部 カーボンナノチューブを用いたひずみセンサーと柔らかいデバイス

(2017年1月12日 14:50〜16:30)

 本講座は、カーボンナノチューブ特に産業技術総合研究所で開発したスーパーグロース法で作成した単層カーボンナノチューブについて解説し、その特徴的な形態の一つであるCNTウェハーと、それを用いたMEMSデバイス、さらにはカーボンナノチューブを用いて作製しているウェアラブルデバイスについて解説する。  最後に、材料自体の量産開発とその現状、及びカーボンナノチューブ実用化に向けた産総研が取り組むカーボンナノチューブアライアンスについて紹介する。

  1. カーボンナノチューブとスーパーグロース法
    1. カーボンナノチューブ
    2. スーパーグロース法
    3. スーパーグロース法によるCNT垂直配向膜
  2. CNT垂直配向膜を用いた加工プロセス開発
    1. CNTウェハー
    2. CNTウェハーの加工プロセスとMEMSデバイス
    3. 貼り付け法によるCNTウェハー
    4. CNTウェハーによる3次元微細構造
  3. CNTを用いたウェアラブルデバイスの開発
    1. CNTひずみセンサー
    2. CNTを用いた柔らかいデバイス
    3. CNTを用いたマイクロスーパーキャパシタ
  4. CNTの量産開発
  5. CNT実用化に向けたカーボンナノチューブアライアンスについて

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

複数名同時受講割引について