明日から使える化学物質のデータ収集テクニック

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プログラム

本講演では、最初に、物理化学的性状の各項目 (エンドポイント) のデータが何を意味するのかを理解することが、情報の収集前に必要不可欠であることからその基礎から解説します。その上でその各々のエンドポイントのデータを調査するために、インターネット上で公開されている、化学物質の物理化学的性状に関するデータベースの中で、無料で利用できるものを主体に、国内外のデータベースの紹介とその利用手順を解説します。国外のデータベースは英語ですが、英語が苦手な方でも確実にデータを取得できるノウハウを惜しみなく紹介し、講演後、聴講者の方がすぐに利用できるように解説します。また、これ以外には書籍等で重要な情報源の中で信頼性が高いとされるものについても紹介します。  さらに、データベースや書籍でデータが得られなかった場合のために、物理化学的性状を推算するソフトである米国環境庁が公開しているEPI Suite:Estimation Program Interface (EPI) Suite の概要についても紹介します。  英語が苦手な方でもすぐに問題なく利用できるように解説いたします。また、講演資料はそのままマニュアルとして利用できるようにいたします。

  1. 物理化学的性状
    1. 重要なエンドポイント
    2. 融点と沸点
    3. 蒸気圧
    4. 水溶解度
    5. 酸解離定数
    6. オクタノール/水分配係数
    7. 土壌吸着係数
    8. ヘンリー定数
  2. 環境中運命
    1. 分解性
      1. 光分解
      2. 生分解
    2. 生物濃縮性
  3. 情報源の紹介と調査方法
    1. インターネットによる有用なサイト (国外)
      1. WHO: EHC (Environmental Health Criteria)
      2. WHO: ICSC (International Chemical Safety Cards)
      3. WHO: CICAD (Concise International Chemical Assessment Documents)
      4. OECD: SIDS Initial Assessment Profile
      5. NLM: HSDB (Hazardous Substances Data Bank)
      6. ATSDR (Toxicological Profile)
      7. NICNAS (Priority Existing Chemical Assessment Reports)
    2. インターネットによる有用なサイト (国内)
      1. (独) 国立環境研究所: WebKis – Plus 化学物質データベース
      2. NEDO: 有害性評価書
      3. CERI: 化学物質安全性 (ハザード) データ集
    3. 書籍類 ~ 有用かつデータの信頼性の高い書籍の紹介
    4. 情報源の記載状況と優先順位
  4. インターネットや書籍などでデータが見つからなかった場合について
    ~EPI Suiteの紹介~
  5. まとめ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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