ライトメルト接着材料の設計と活用

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本セミナーでは、ホットメルト接着材料が苦手とする高温でも接着力を維持するライトメルトについて基礎から解説し、光を利用した新しい易解体性接着材料の技術を詳解いたします。

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プログラム

部材の仮固定に頻用されるホットメルト接着材料は、高温では接着力を失ってしまうため使用に制約がある。  今回、「光で剥がれる機能」と「高温でも接着力を維持する機能」を両立する液晶材料を開発し、「ライトメルト接着材料」と名付けた。光剥離機能や耐熱接着機能が発現するメカニズムと、両機能を付与するための分子設計について詳細を述べる。

  1. 光と接着
    1. さまざまな機能接着
    2. 光に応答する高分子接着材料
    3. 光に応答する超分子接着材料
  2. 光による相転移
    1. これまでの光誘起相転移の研究
    2. 接着の剥離に応用した研究
    3. 光剥離接着材料に求められる要件
  3. ライトメルト接着材料
    1. ライトメルト接着材料の性能
    2. 光機能分子FLAPに至った経緯
    3. 励起状態におけるFLAP分子の動き
    4. 相転移の鍵となる光反応
    5. カラムナー液晶の活用
    6. 液晶の相転移温度
    7. 光反応の進行速度
    8. 接着力 (温度、光、ガラス親水性の効果)
    9. 液晶相で光励起されたFLAP分子の挙動
    10. 蛍光により非接触で接着状態を確認
    11. 加熱による接着性能の復元
    12. 界面における光吸収と糊のこり
    13. 性能と分子設計のまとめ
    14. ライトメルト接着材料の合成法
  4. 最近の研究から
    1. 応力集中を分子論的に考える
    2. レオロジーとメカノバイオロジー
    3. 応力プローブ分子としてのFLAP
    4. 局所応力イメージングへの挑戦

会場

東京流通センター
143-0006 東京都 大田区 平和島6-1-1
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受講料

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