パーキンソン病の発症年齢は50~65歳に多いが、人口構成の高齢化に伴い有病率は増えている。
日本は今後、かつて世界が経験したことのない超高齢化社会に突入し、今後パーキンソン病の患者は増加の一途をたどると考えられる。
当講習会は、超高齢化社会におけるパーキンソン病診療の問題点や今後現場が求める治療薬像にもふれ、パーキンソン病の診断や治療について理解を深めることを目的とする。
- パーキンソン病とは
- パーキンソン病の疫学
- パーキンソン病の著名人
- パーキンソン病の原因
- ドパミン
- アセチルコリン、ノルアドレナリン、セロトニン
- パーキンソン病の症状
- パーキンソン病とパーキンソン症候群
- パーキンソン病の診断について
- 問診、神経学的所見の診察、経過観察の重要性
- 検査について
- MRI
- MIBGシンチグラフィー
- ドパミントランスポーターシンチグラフィー (DATスキャン)
- 診断的治療
- パーキンソン病の治療について
- 内科的治療
- 各種薬剤の特徴
- 薬剤選定の実際
- 非運動症状に対する処方
- 外科的治療
- 遺伝子治療
- 細胞移植治療
- リハビリテーション
- 超高齢化社会におけるパーキンソン病診療の問題点
- 高齢者におけるパーキンソン病診断の難しさ
- 疲弊する医療経済における高額な検査費用の問題
- 包括医療制度における薬価の問題
- 人生の最終段階をどのように過ごすか
- 現場が求める治療薬像
- 内服薬の長所と短所
- 貼付剤の長所と短所
- 注射剤の長所と短所
- まとめ