カドミウムフリー量子ドットの発光安定化技術とディスプレイへの応用

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プログラム

第1部 量子ドットのディスプレイ応用の最新状況と今後の方向

(2016年12月12日 10:30〜12:10)

 量子ドット (QD) は、スーパーハイビジョン時代のRec.ITU – R BT.2020規格を実現し、ディスプレイの色域を大きく広げることができる有望な材料です。有機ELと競い合いながら市場を拡大しています。  本講演では、QDが採用され始めているディスプレイ市場の状況を紹介し、QDの特徴を説明しながら、今後更に市場を拡大して行くために重要なCdフリーの方向を整理します。また、現在QDの市場には多くのメーカが参入してきており、各社はそれぞれ特徴のある材料と戦略で競い合っています。この状況も整理し、今後の市場動向を見通します。

  1. 量子ドット (QD) のディスプレイ応用の最新状況
    1. 展示会等でのアピールと市場への浸透状況
    2. QDが注目された背景:スーパーハイビジョンの色域競争
  2. 量子ドットの技術
    1. 構造、特徴をわかりやすく解説する
    2. LCDへの応用で先行するPL Mode
    3. OLED代替のQLEDを実現するEL Mode
    4. Cd系とCd フリー系の違い
    5. Cd規制の現状
  3. QD材料メーカ各社の特徴とビジネス戦略
    1. 欧米ベンチャーTOP3は各社各様の戦略
    2. 2番手グループは皆ユニークなQDで勝負
    3. 韓国大手二社が繰り広げるQDとOLEDの戦い
    4. 中国と台湾の企業も続々と参入
    5. 日本のベンチャーは孤軍奮闘
  4. 今後の方向
    1. Cdフリーが重要な要素
    2. 応用市場の発展でカギを握る中国

第2部 カドミウムフリー量子ドット粒子の発光効率化技術

(2016年12月12日 13:00〜14:40)

 本講演では、カドミウムフリー量子ドットのナノ粒子において発現する特異な発光物性について概説する。物質としては、サルファイド系およびIV属系の半導体を中心に据え、話を展開する。各々の物質に関して、次に示す2点がハイライトされる。  発光波長可変を実現するパラメーターとして、組成・ドーピング・サイズの3点に着目し、構造と波長の相関を示す。 発光量子収率に強く影響を及ぼす表面の役割を実験的に示し、該収率増強に向けた表面制御技術の実践とその効果について議論する。  最後に、各波長帯において、発光量子収率の高い物質を中心に、ナノ構造と発光の相関を述べ、さらなる機能増強の可能性に言及する。

  1. 背景
    1. 可視発光量子ドット粒子の開発状況
    2. カドミウムフリー量子ドットの種類と基礎物性
  2. 発光波長を制御するための構造変換技術
  3. 発光量子収率を増強する表面制御技術
  4. 合成及びナノ構造と発光特性の相関
    1. 赤色蛍光体
    2. 緑 – 黄色蛍光体
    3. 青色蛍光体
    4. 紫外・近赤外蛍光体
  5. まとめ

第3部 量子ドット分散フィルムの作製技術

(2016年12月12日 14:50〜16:30)

 量子ドットの発光原理や作製方法などの基礎から、実際に応用する時に必要な分散手法などの応用技術までを詳細に紹介する。  また、量子ドットだけでなく、ロッドや他の形状の量子材料の特徴を解説し、様々な応用分野について述べる。  特にディスプレイの応用に必要な各種マトリクス材料への分散手法、フィルム作製方法について詳しく解説し、あわせて量子材料の抱える課題とその解決方法を紹介する。

  1. 量子ドット、ロッドとは何か?
    1. 量子ドットの発光原理
    2. 量子ドットの作製方法
    3. 量子ロッドとは何か、ドットとの違い
  2. 量子ドットの応用分野
  3. ディスプレイへの応用
    1. バックライト
    2. 量子ドットカラー変換画素
    3. 量子ドットLED
  4. 量子ドットフィルムの作製
    1. 量子ドットの分散手法
    2. 量子ドットフィルム
    3. 電界紡糸量子ドットフィルム
  5. 量子ドットの課題
    1. カドミウムフリー量子ドットの現状
    2. 水、酸素に対する安定性

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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