第1部 流動層造粒の機構、装置構成の 選択及び運転パラメータの決定、最適化
(2016年12月7日 10:00〜12:30)
流動層造粒は濡れと乾燥のバランスを調節して造粒速度を制御している。濡れ、乾燥にはそれぞれ複数の因子があり、その調節は複雑である。さらに近年の流動層造粒装置は単なる流動層に加え、造粒物特性の幅を広げるために撹拌装置を付加したもの、転動装置を付加したものなど、いろいろな形式ものがあり、調節はさらに複雑となっている。
そこで、流動層と各種付加装置の機能を解説する。また、濡れと乾燥のバランスを求める簡単な計算法を紹介し、品質工学を使用した運転パラメータの最適化方法を紹介する。
- 造粒とは?
- 何故、造粒するのか?
- 造粒装置の導入のポイント
- どんな造粒機があるのか?
- 各々の造粒機で得られる造粒物の特徴は?
- 装置として造粒機の他に各々何が必要か?
- 何のコストが高いのか、安いか?
- 自動化の可能性は?
- 流動層造粒とは?
- 流動層造粒の造粒メカニズム
- どんな流動層造粒装置があるのか?
- どんな制御因子があるのか?
- どんな変動因子があるのか?
- 各因子と造粒物特性の関係
- 基本的な運転方法
- 運転のポイント
- 造粒速度と造粒物特性をどう関連付けるか?
- 濡れと乾燥のバランスをどう予測するか?
- 基本的な濡れと乾燥のバランスの予測方法
- 運転パラメータの最適化をどのように行うのか?
- 品質工学的方法とは?
- 品質工学的方法の手順
- 流動層造粒におけるL18の解析例
第2部 混合造粒の装置構成、適正操作とトラブル対策
(2016年12月7日 13:15〜14:45)
- 混合造粒の原理と装置の構造
- 撹拌造粒の特徴、操作
- 流動性,溶解性の向上
- 粒度調整
- 独特なセルフクリーニング機構
- 大容量の連続処理
- メンテナンス
- 精密な加湿混合
- 納入事例
- 食品原料の造粒及び加湿
- 医薬品中間体
- ポリマーへの加湿混合
- その他
第3部 噴霧造粒法の装置構成、操作条件の設定
(2016年12月7日 15:00〜17:00)
製品の生産をする上で今後さらに高まってくると予想される要求レベルに応じて、製造現場での運転の最適化をするには、装置の基礎的な特性を理解することが重要です。
そこでスプレードライヤの乾燥原理や主要な構成部品である微粒化装置 (各種ノズル、各種の回転円盤) の特徴について解説し、それらを踏まえたうえで実例を交えて実際の製品製造の指針について解説します。
- 噴霧乾燥の基本原理
- スプレードライヤの概要
- スプレードライヤの製品
- 微粒化の利点
- スプレードライヤの乾燥原理
- スプレードライ粒子の乾燥過程
- スプレードライヤの微粒化機器
- 微粒化機器の特長と選定方法
- 回転円盤
- 圧力ノズル
- 二流体ノズル
- その他の微粒化機器
- 加圧二流体ノズル
- TJノズル、RJノズル、四流体ノズル
- スプレードライヤの形状・方式
- スプレードライヤの計画
- スプレードライヤの熱収支及び物質収支計算
- スプレードライヤ本体・付帯設備の検討
- 乾燥テストとその評価
- スプレードライヤの運転操作
- 製品粒子径のコントロール
- 製品水分のコントロール
- 製品の嵩密度のコントロール
- 最適な製品を得るには