第1部 樹脂グレージングの特徴と成形技術
(2016年12月2日 10:00〜11:30)
欧州の最新状況と、量産品開発の経験・ノウハウを元にポリカーボネート樹脂グレージングの特徴・現状および課題等ついて述べる。
- ポリカーボネート樹脂自動車窓ガラスの特徴
- 軽量
- 安全
- デザイン
- ポリカーボネート樹脂自動車窓ガラスの現状
- 無機ガラスとの違い
- 欧州の状況
- コベストロアプローチ
- 材料
- テーラーメード材料
- 技術開発
- 射出圧縮成形
- 三次元射出圧縮成形
- フィルムインサート成形
- 応用
- ハードコート
- 耐磨耗性試験
第2部 超耐衝撃性アクリル板の開発と 自動車用樹脂窓への展開
(2016年12月2日 11:45〜13:15)
AltuglasR ShieldUp (アルトグラス シールドアップ) は世界に先駆けて開発したPMMAキャスト板 で、かつてない耐衝撃性、温度に影響されない高透明性、耐薬品性の向上を実現した材料である。
アクリルの弱点を克服することにより、既存のアクリル板市場においても使用範囲の拡大や薄肉化が期待できるだけでなく、これまでに採用されなかった市場への導入が検討されている。
本講では、この材料の特長および代表的な物性を概説した後、自動車用樹脂グレージングに向けた用途展開の現状と今後の方向性について報告する。
- アルトグラス シールドアップについて
- 特長
- 代表的物性
- 製造方法
- 自動車用樹脂グレージングへの展開
- 耐化学薬品性
- 耐衝撃性
- 耐摩耗性
- その他の特性 (熱線吸収等)
- 今後の展開
第3部 射出成形機による樹脂グレージングの デザイン性・生産性の向上
(2016年12月2日 14:00〜15:15)
樹脂グレージング成形に求められる射出成形への顧客ニーズと課題、それに応える技術展開について紹介する。
- グレージング樹脂成形の背景、ニーズと課題
- 電動二材回転射出成形機による成形技術
- 成形事例紹介
- 応用展開による多目的活用の可能性
- トライセンター紹介
第4部 自動車断熱要求動向、断熱窓への期待
(2016年12月2日 15:30〜17:00)
自動車からの二酸化炭素排出量削減は必達課題である。機関の高効率化により空調時のエネルギー削減も重要な課題となってきている。
- 今日の自動車を取り巻く環境
- 資源問題と環境問題さらには安全対策
- BMWのCO2削減の取り組み
- EfficientDynamics
- パワートレインの改善、次世代パワートレイン
- 総合的な改善
- BMWの電気自動車開発状況と構造部材の樹脂化
- 電気自動車開発の歴史と問題点
- 先行開発、市場試験で明らかになった事
- Projectiで開発中の新世代電気自動車コンセプト
- CFRPによる量産車車体製造の取り組み
- BMWの材料研究
- 自動車メーカ、研究機関、サプライヤが一体となった開発
- 新材料開発事例
- 自動車の軽量化・空調面での省エネルギー化とその課題
- 最近の自動車における空調課題 (暖房、冷房)
- 軽量化実現のための材料転換
- 自動車軽量化による航続距離向上の展望と課題
- 自動車ウィンドウ材料・窓フィルムの遮熱・断熱技術への期待と要望
- 次世代自動車における空調技術への要望の大きさとは?
- 空調効果を上げる必要性 -
- 自動車用「新」材料への期待