新製品を開発するたびに、以下のような問題に悩まされます。対策したはずなのに、なぜ市場問題が再発するのか。品質管理は厳格に実施しているのに、なぜ製造トラブルが無くならないのか。量不良率が下がらないので、コストダウンもできない。根本的な未然防止をすべきだが、検討する時間も足りないし効率的な方法も分からない。どうすれば良いのか。多くの設計者や開発マネジャーが悩んでいます。 品質工学は、未然防止を中心とした開発設計の方法論です。量産開始後のトラブルを減少させることが狙いです。この手法の本質は、設計とは何かという基本に立ち帰ることにあります。