本セミナーでは、どのように測定を行えばフレキシブル有機デバイス材料のバリア性能を正しく評価できるのかバリアの構造、種類、透過メカニズムなど基礎からわかりやすく解説いたします。
有機デバイスにとっては極微量の水蒸気が劣化要因となる。よって、フレキシブルデバイスの寿命を予測するためにはバリアフィルムや接着材等、封止材料の水蒸気バリア性を定量評価する必要がある。しかし、ハイバリア (例えば水蒸気透過度で10-3 gm-2day-1以下) の測定では、同一試料であっても装置や手法の違いにより測定値が異なることがある等の課題が挙げられる。 上記課題解決のために、独自の参照試料による水蒸気透過度測定プロセスの検証、複数のバリア性評価装置での水蒸気透過度比較等を実施した。本セミナーでは、検証結果より得られたバリア性評価技術の信頼性向上につながる知見を紹介する。これらの知見によりバリア性評価技術が封止材料の開発、選定の一助となることを目的とする。