第1部 多孔質材料の吸・遮音メカニズムと評価手法
(2016年11月21日 13:00〜14:40)
多孔質材料は騒音制御を目的に広く用いられている。主に吸音用途として位置づけられているが、同材料は吸音性、遮音性を併せ持つもので、そのメカニズムおよび音響管を用いた評価手法について講義する。
- 材料に関わる音波の基本的振る舞い
- 材料表面での反射および材料内部での減衰
- 有限厚さの材料に関わる反射および減衰
- 吸音率、吸収率、透過率
- 音響特性測定
- 音波伝搬に関わる基本特性の測定
- 測定に関わる留意点
- 吸音の理論的取り扱い
- 剛骨格モデル
- 弾性骨格モデル
- 各種多孔質材料の音響特性
- 総論
- 吸音率特性の内部構造
- 音響特性と空気流れ抵抗
- 軟質ポリウレタンフォームの音響特性
- 多孔質材料の遮音特性
- 積層構造体の遮音特性
第2部 自動車分野における断熱・吸音不織布について
(2016年11月21日 14:50〜16:30)
振動・騒音対策を行う上で、制振材料、防振材料の役割は大きい。
それぞれ材料に要求される力学的性質が異なるため、材料設計、製品設計を行う際には、適切な材料を適切に使用する必要がある。
そこで、これらの材料の性能評価、設計手法について解説する。
- 特許等からみる断熱・吸音不織布に対するニーズについて
- 自動車分野
- その他
- 断熱・吸音不織布の評価について
- 垂直入射吸音率
- 残響室吸音率
- 断熱性能 等
- 断熱・吸音不織布の技術動向について
- 性能比較
- 断熱・吸音不織布「RuBAR」について
- 新規 成形加工可能な断熱・吸音不織布について