本セミナーでは、個人差や曖昧さを回避し、信憑性の高い官能評価プロセスを設計するためのポイントについて、具体的事例を交えて詳解いたします。
(2016年11月18日 10:00〜12:00)
官能評価には実に様々なパネルが存在し、それぞれのパネルには特定の使命があります。また、各種のパネルには資質や訓練に基づいた必要とされる要件 (質) があり、一定数 (量) の確保も必要になります。各パネルに求められる要件はパネルごとに異なるため、選抜・育成・状態管理という組織化が必要になります。 本講座は、講師の豊富な実地体験をもとに、上記の要請に実際的に応えて参ります。
(2016年11月18日 12:40〜14:10)
製品の研究開発では、一般的に官能評価や消費者テストの結果と研究室内で得られた製品データとのすり合わせ作業が必須となる。しかしながら、ヒトの感覚に依る製品評価と物理化学的実測データとは必ずしも合致せず、分析結果の解釈が困難な場合が多い。 本講座では、官能評価スコアと機器計測データとを様々な統計解析手法によってマッチングさせた幾つかの事例を紹介する。
(2016年11月18日 14:25〜15:55)
日本における“ものづくり”は、国内のみならず、世界的にも評価を得ています。“もの”は、人の感性・官能に依存しており、これにより“ものづくり”が進められています。もの”がもたらす印象により潜在意識の中で形成される複雑な評価の関係性を、官能評価の結果から紐解き、地場産業の経営に照らし合わせることで、多くの“ものづくり”に貢献してきました。官能評価によるブランディング、“買いたさ”などの分析としては、次世代多変量解析の手法を用いて、官能評価における複雑な評価項目間の関係性を明らかにすることで、企業等における種々の課題を達成してきました。 本講座では、官能評価における分析手順等をわかりやすく説明しながら、事例研究として、これまで手掛けた商品における分析事例を中心に紹介します。
~化粧品の官能評価実習を通して評価のズレを考える~
(2016年11月18日 16:10〜17:40)
化粧品の官能評価は、「使用感触」「心地良さ」「効果感」「嗜好性」を総合的に評価するもので、化粧品の商品開発と品質保証に欠かせない普遍のものである。一方で、評価項目や評価基準は不変ではなく、お客様の求める視点で常に変えてゆくことが必要とされる。化粧品はこの20年ほどの間に劇的に進化している。 トレンドの変化に対応して常にお客様目線で官能評価を実施してゆくためには何が必要か、評価実習を通して考えていただきたい。