近年の潤滑油は、その高性能化や多機能化の結果、内容がブラックボックス化する傾向にあり、限られた関係者にしか詳細を知る機会がないのが現状である。
講師は44年間にわたり、潤滑油の研究開発、製造、品質管理、製品企画、販売、試験法の開発、性能評価、市場調査、教育研修、規格制定、規格運用システムの構築、添加剤のマーケティングと技術サービス、機械メーカーとの折衝などを担当してきた。
これら講師の実体験を基に、本セミナーは、潤滑油を作る立場の方、売る立場の方のみでなく、潤滑油を使う立場の方、また潤滑油が介在する材料・機器類を取り扱う方々にも、潤滑油の中味や実用性能とその評価法、各種材料との適合性などについて解説し、潤滑油に関する実用的な知識を吸収していただく。
また、日本国内およびアジア諸国を中心に、世界の潤滑油市場の現況と、今後の動向につき解説する。
- 潤滑油の構成要素とその働き
- 潤滑油基油
- 基油の種類と製造方法、特長と用途
- 基油選定にあたって留意すべき点は?
- 潤滑油添加剤
- 添加剤の種類と機能
- 機械を保護する添加剤
- 潤滑油を保護する添加剤
- トライボロジー特性を改善する添加剤
- 粘度特性を改善する添加剤
- その他の添加剤
- 添加剤選定にあたって留意すべき点は?
- 添加剤どうしの相乗効果・相殺効果とは?
- 潤滑油の規格・分類と要求性能
- エンジン油
- エンジン潤滑の特徴とエンジン油に求められる機能・性能
- 要求性能間のトレードオフ関係とは?
- エンジン油規格の変遷と最近の動向
- 駆動系油
- 駆動系潤滑の特徴と駆動系油に求められる機能・性能
- 駆動系油の規格体系
- 油圧作動油
- 油圧システム潤滑の特徴と作動油に共通して求められる機能・性能
- 産業機械と建設機械の油圧システムの違いは?
- 油圧作動油の規格体系
- その他工業用潤滑油
- 工業用潤滑油の種類と規格体系
- 各種タービン油の規格
- 潤滑油の評価法と実用性能
- 潤滑油の開発プロセスと性能評価
- 潤滑油に用いられる各試験法、評価法、分析法の位置づけは?
- 物理化学性状
- どのような物理化学性状が用いられるか?
- 各種粘度測定法の比較
- 潤滑油の化学組成の分析方法
- 机上評価試験
- 代表的な机上性能評価法
- 各種酸化安定性試験法の比較
- 各種せん断安定性試験法の比較
- 台上評価試験
- エンジン油の各種台上評価試験法
- ギヤ油、作動油などの台上評価試験法
- 実機試験
- エンジン油の実用性能評価
- ATFの実用性能評価
- 油圧作動油の実用性能評価
- 潤滑油の配合設計と材料への影響
- エンジン油
- エンジン油の性能に及ぼす潤滑油成分の影響は?
- エンジン油の処方例
- エンジン材料へのエンジン油の影響
- 駆動系油
- 駆動系油の性能に及ぼす潤滑油成分の影響は?
- 駆動系油の処方例
- 変速機材料への変速機油の影響
- 油圧作動油
- 油圧作動油の性能に及ぼす潤滑油成分の影響は?
- 油圧作動油の処方例
- その他工業用潤滑油
- 潤滑油および潤滑油添加剤の市場
- 潤滑油市場
- 日本の潤滑油市場
- アジアの潤滑油市場
- 世界の潤滑油市場
- 潤滑油市場の将来動向は?
- 潤滑油添加剤
- 日本の潤滑油添加剤市場
- 世界の潤滑油添加剤市場
- 潤滑油添加剤市場の将来動向は?
- まとめ
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