VDAのクリーン化技術

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会場 開催

本セミナーは、従来のクリーン化とVDA規格を学び、最新のクリーン化の考え方について解説いたします。

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開催予定

プログラム

私こと、稲永はシーズシーという小さな会社を経営しながら、ここ10年余りクリーン化に関する講演をさせていただきましたが、最近は健康状態が優れず今年が恐らく講演可能な最後の年となります。  さて私の主なテーマは「クリーンルーム内の問題粒子 (異物) とはサブミクロン粒子ばかりではない。もっと大きな粒子が問題である」ということでした。しかし、大きな粒子も比重が違うと挙動が違います。問題は「繊維くず」のように軽くて飛散しやすい異物、「金属片」のように重くてダメージが大きな異物がクリーンルーム内に混在していることです。いずれも重要な異物です。しかし、これらの問題点に真っ向から取り組んだ規格がすでに存在していることも驚きでした。ドイツの自動車規格です。  今回の講演は従来のクリーン化とVDA規格を学ぶことで最新のクリーン化の考え方について新作動画を引用し講演で紹介いたします。  大変失礼ながら、本講演への参加は実際のクリーンルーム管理などに携わる方に限定させていただきます。

  1. クリーンルームの清浄度の考え方
    1. クリーンルームとは? (定義)
    2. 清浄度規格について
    3. 2015年清浄度測定改訂のポイント
    4. 5μmより大きな異物はクリーンルームには無いのか?
    5. 微粒子の挙動/粗大粒子の挙動
    6. 粗大粒子の見える化
    7. 異物の形状と飛散の仕方
    8. 局所クリーン化の効果と問題点
  2. VDA19.2の清浄度要求について
    1. ドイツの自動車規格とは?
    2. グローバル化、インダストリ4.0に繋がる戦略
    3. クリーンルームの4原則はどれも等しいのか?
    4. 未来のクリーンルームの問題点
    5. VDA規格について
    6. 環境について (CG0~CG4のエリア分け)
    7. 物流について (梱包、レイアウト、空気の流れ)
    8. 要員について
      1. 発生源 (人由来)
      2. トリガー (発塵を伴う作業)
      3. 運搬車
      4. 除去者 (清掃作業者)
    9. チェックリストについて
  3. VDAクリーンルームの応用~あらゆる業界で役立つ異物対策のコンセプト
    1. ゼロディフェクトクリーンルームとの共通点
    2. 付着のメカニズム
    3. 除塵の難しさ
    4. 静電気付着 (ESA) 対策
    5. 効果的なクリーン化の進め方
      • EVEエアシャワー
      • 気流の管理
    6. 異物対策の進め方

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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