GMP対応工場の構築プロジェクトに参画した場合、ユーザーとしてまず実施すべきはユーザー要求仕様書 (URS) の作成である。URSの作成にはリスクマネジメント能力が要求される。要求と設計が不適切であると、以後の校正、保守点検に多大なタスクを要することになる。
失敗しないユーザーエンジニアリングを講師の経験から具体的に紹介する。
- ハードに関するGMPの要請
- 空調システムへの要請
- 清浄度の設定
- 施設専用化の要件
- プロジェクト業務
- ユーザーとエンジ会社の業務分担
- ユーザーが提示すべき事項
- リスクマネジメント
- 潜在危険と運転の解析手法HAZOP
- ユーザーが最初にすべきことはユーザー要求仕様書の作成
- GMP+GDP+IHの視点
- 配置計画
- 配置計画協議時のポイント
- 部屋と面積の確保
- 倉庫面積の設定
- 異物対策を考える
- 防虫対策を考える
- キャリブレーション
- 校正周期の設定
- メンテナンス
- 6種の保全方式
- 点検のタイミング
- 作業員が行う保全
- 点検時の留意点
- 保全・点検記録の活用
- 恒温恒湿器 (室) の留意点