粉体のハンドリング技術と付着・詰まり不良対策

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本セミナーでは、粉体原料のファイン化に対応するためのハンドリング技術の基礎と要点について詳解いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 ナノ粒子およびミクロン粒子のハンドリング技術

(2016年10月26日 10:00〜11:30)

 粉体は、粒子径が小さくなるほど取り扱いが大変ですが、付着性・流動性・帯電性を正しく理解すれば、具体的な解決策の指針が得られます。  ここでは、粉体特性のキーポイントを分かりやすく解説し、機械的単位操作の基本である粉体供給、粉体輸送を例に挙げながら ミクロンサイズからナノサイズまで、微粒子ハンドリングの勘所を解説します。

  1. 粉体特性
    1. 付着性
    2. 流動性
    3. 帯電性
  2. 粉体ハンドリング
    1. 基本的な考え方
    2. 供給,移流,混合
    3. ミクロンサイズとナノサイズ粒子のハンドリングの相違

第2部 ふるい分けプロセスにおける微粒子ハンドリング技術

(2016年10月26日 12:10〜13:40)

 ふるい分けの技術はシンプルかつ分かりやすいものです。ですが、シンプル過ぎるため見落としがちな部分も多々あります。この見落としやすい点を中心に解説していきたいと考えております。  また、近年のユーザーが抱えている「付着・凝集性粉体」を処理する上で知っておくと生産性や作業性の改善に一役立てそうな情報も盛り込んで装置の解説をしていく予定です。

  1. ふるい分けについて
    1. ふるい分けとは
    2. ふるい分け性能に影響を及ぼす要因
  2. 工業用ふるい機の構造と特徴
    1. 面内運動ふるい
    2. 振動ふるい
  3. ふるい分け機のトラブルと対策
    1. 目詰まりの種類とその対策
    2. 装置トラブル
  4. ふるい分け機の動向

第3部 空気輸送システムの設計とトラブル対策

(2016年10月26日 13:50〜15:20)

 トラブル頻発により、「粉は魔物」などと称されることがある粉粒体ハンドリングも、その装置の特性を把握すれば、十分対処可能です。 空気輸送も、輸送能力や配管口径に大きな幅がありますが、基本は同じです。 そこで、代表的な空気輸送方式の特徴と設計事例、設計手順、トラブル対策事例などを分かりやすく説明いたします。

  1. 粉粒体ハンドリング装置の種類
  2. 粉粒体ハンドリングにおける空気輸送の優位性
  3. 空気輸送の分類と特徴
  4. 実務設計方法 (浮遊輸送,プラグ輸送)
  5. 空気輸送関連のトラブル事例と対策例

第4部 粉体の付着性・流動性に及ぼす因子とそれらの実用的な評価方法

(2016年10月26日 15:30〜17:00)

 最近のナノテクノロジーの進展につれて,粉体原料はますますファイン化の傾向にある。これに伴い粉体のハンドリング時におけるトラブルも急増している。  本講義では粉体の諸操作におけるトラブルの原因を粉体物性の面から探り、トラブル解決の一手段としての適切な物性評価を行うことを提案する。  最近寄せられるトラブルは、微粉体の付着性・流動性に関わるものがきわめて多いことから、特に重要なポイントとして付着性・流動性に及ぼす因子を挙げて、 それらの実用的な評価方法を基礎から詳細に解説する。

  1. はじめに
  2. 粉体の基礎物性
    1. 粒子径と粒子径分布
    2. 粒子形状
    3. 密度
    4. 比表面積
    5. 細孔径
  3. 粉体の付着性
    1. 付着性と付着力の関係
    2. 付着力発現の要因
    3. 付着力の測定と評価
    4. 実用的な付着性の評価
  4. 粉体の流動性
    1. 荷重下の流動性と非荷重下の流動性
    2. 流動の様式
    3. 流動性の測定と評価
    4. 実用的な流動性の評価

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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