第1部 スーパーグロース法による単層CNTの分散技術
(2016年10月27日 10:00〜11:20)
近年、糖尿病患者の増加および合併症による重症化が問題となっており、採血せず血糖値の評価が行える技術が必要とされている。本講演では、結膜嚢・口腔などの体腔へ装着が可能なキャビタス (体腔) センサについて紹介し、涙液・唾液による血糖値評価の可能性を解説します。
- はじめに
- スーパーグロース単層CNT
- CNT 集積化マイクロキャパシタ
- おわりに
第2部 カーボンナノチューブの液中分散 – 理論と分散の実際、および応用 -
(2016年10月27日 11:30〜12:50)
- 各種CNTの初期状態 – 同じCNTでも大きく異なる -
- 分散プロセスの最適化
- CNT分散の特異性 – 形状から来る特異性 -
- 最適条件の見極め – 分散と劣化のせめぎ合い -
- 分散剤による再凝集の防止
- 立体反発理論 – 非水系の分散理論 -
- 液中の分散剤吸着層の評価法 – 計算に必要なパラメーターの測定例 -
- 理論計算の実例 – 吸着層厚さが重要 -
- CNTの表面状態の影響 – 表面は必ずしも純粋なグラファイトではない -
- 分散状態の判定 – 材料の限界を見極める -
- 分散液の実際
- 各種カーボン材の比較 – グラフェンやカーボンブラックとの比較 -
- CNTの種類の比較 – 種々のCNTの特性比較 -
- 応用事例
- 透明導電膜 – 導電性と膜強度の両立は難しい -
- 電極材料との複合化 – 混合ではなく表面処理へ -
- セルロースナノファイバーとの複合化 – 電気を通す紙 -
第3部 CNTによる導電性フッ素樹脂の作製と応用展開
(2016年10月27日 13:30〜14:50)
- 高配向カーボンナノチューブ/長尺カーボンナノチューブについて
- CNT製造法比較
- CNT成長メカニズム・評価法
- フッ素樹脂の市場
- フッ素樹脂の市場と導電性フッ素樹脂の市場
- 長尺カーボンナノチューブの分散液の作成と分散最適化
- 水分散液・有機系分散液
- 分散の評価法
- 水分散液を用いた高機能フッ素樹脂の製造プロセスの検討 (超臨界炭酸法)
- エタノール希釈工程での問題
- 有機系分散液を用いた製造プロセスについて
- 水分散液との比較
- 超臨界炭酸処理の短縮検討
- 導電性評価
- 熱伝導性評価
- 材料による性能の違い
- キセノンフラッシュ法
- 定常法
- 機械特性評価
- 商用プロセスの検討と実用化の検討
第4部 カーボンナノチューブの分散技術と透明電極フィルムセンサへの応用
(2016年10月27日 15:00〜16:20)
- カーボンナノチューブについて
- カーボンナノチューブの種類
- カーボンナノチューブの分散
- カーボンナノチューブのコーティング
- カーボンナノチューブ薄膜の利用法について
- カーボンナノチューブ透明導電膜
- 透明導電膜の作製方法
- 透明導電膜の現状レベル
- 透明導電膜の課題と対策
- 今後の検討課題