高分子材料の劣化・安定化メカニズムと安定剤による外観不良・欠陥対策 / 添加剤分析

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本セミナーでは、高分子材料が外観不良に陥る原因と、安定剤による問題解決について基礎から解説いたします。

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プログラム

高分子材料の品質トラブル、クレームは、変色、ブリード、フィッシュアイ、グロス低下、クラック等外観不良に関する事が多い。樹脂添加剤一筋43年!の経験から、外観不良全般について、その原因と添加剤による問題解決の基本的考え方をデータを基に詳しく解説します。  本講座では、随所にメカニズムが出て来ますが、難しいメカニズムもやさしく丁寧に解説します。現象をより深く理解するには、メカニズムのマスターはとても大事ですので、200ページ以上のテキスト、参考資料を用い解説します、また受講後も添加剤の便利帳として活用頂けるように、参考資料も充実しております。  さらに個別テーマとして、PP自動車材用添加剤MBとポリウレタン弾性繊維 (スパンデックス) の添加剤配合事例や添加剤の技術動向を紹介し、ポリウレタンの配合設計と併せて、高分子材料からの添加剤分析についても紹介します。

  1. 高分子の劣化
    1. 劣化因子と
    2. 劣化機構
  2. 高分子の安定化
    1. 安定剤の種類
    2. 安定化機構
  3. 安定剤配合設計の基本的考え方と留意点
    1. 安定剤の評価フロー
    2. 相乗作用と拮抗作用
    3. 加工安定処方
    4. 耐熱処方
    5. 耐候処方
  4. 外観不良・欠陥対策
    1. 変色問題
    2. ブリード問題
    3. フィッシュアイ問題
    4. 光沢低下問題
    5. クラック問題
  5. PP自動車材用耐候 (光) 耐熱MB
    1. 新製品SRB – 1402
  6. ポリウレタン弾性繊維 (スパンデックス) の添加剤について
    1. スパンデックスについて
      1. 製造法
      2. 歴史
    2. スパンデックスへの配合事例
      1. 特許から見た配合例
      2. 何故、片ヒンダードフェノール系酸化防止剤か?
      3. 何故、NアルキレンHALSか?
    3. スパンデックスの添加剤の技術動向・変遷
      1. 添加剤配合技術の基本的考え方
      2. 酸化防止剤
      3. 紫外線吸収剤
      4. その他添加剤
      5. ゼネリック品
  7. 高分子材料中の添加剤分析
    1. 必要な分析機器と分析手法
    2. 市販PPからの安定剤の定性分析例と留意点
    3. 市販PPからの安定剤の定量分析例

参考資料

  1. PDS 22 (1988) 63 – 77
    • Part1 Sumilizer GM 関連
  2. PDS 39 (1993) 317 – 328
    • PartV Sumilizer GS 関連
  3. PDS 35 (1992) 105 – 113
    • PartⅡ Sumilizer GA – 80 関連
  4. PDS 37 (1992) 99 – 106
    • PartⅢ Sumilizer GA – 80 関連
  5. 1982年AATCCMeeting DuPont発表資料
    • BHTの変色メカニズム 関連
  6. 高分子材料の変色トラブルと対策
  7. 特公昭62 – 62612 (東洋紡績)
  8. 特許公報 第2625508号 (日清紡績)
  9. Rianlon Chemicalの添加剤カタログ 関連

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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