(2016年10月19日 10:30〜12:00)
放射線滅菌は、製品を完全にパッケージした外から滅菌処理が可能で、温度・湿度も上がらず、様々な製品に応用が可能な優れた滅菌法である。 本講座では、放射線滅菌が実際どのように行われているか、どのようなバリデーションが必要かについて、わかりやすく紹介する。
(2016年10月19日 12:50〜14:10)
電子線滅菌は、比較的新しい滅菌方法ではあるが近年、環境への影響、コンプライアンス及び危機管理などのCSRの観点や企業のQCDの向上の側面でも注目されてきており大手医療機器メーカーでも採用されてきている。 そこで電子線滅菌のメカニズムとともに電子線滅菌の特徴や採用の背景など最近の滅菌の規制動向など踏まえ解説する。
(2016年10月19日 14:30〜16:00)
注射筒、カテーテル、ダイアライザー、薬液移送用ポンプ部品などの医療用機器の滅菌には放射線照射方が広く採用されている。これらを構成する材料には高分子が多用されている。充分な比強度 (重量当たりの強度) を持ち、且つしなやかである高分子はこれらの構成材料としてうってつけである。しかし、高分子など有機材料は金属やセラミックに比べ放射線感受性が高く放射線劣化を受けやすい。 放射線滅菌される高分子材料は原子炉環境や宇宙環境で使用される材料やその放射線環境は異なった点が多く、本講座では、医療機器に適した材料に焦点を当てて解説する。