第1部. MR主導のマルチチャネル・コミュニケーションモデルの構築
(2016年10月13日 10:00〜11:30)
シェアオブボイス戦略の限界が言われるようになって久しい。これに伴って、MR見直し論、そして代替案としてのメディカル重視論が業界を賑わせている。残念ながら、医師に対する情報提供の本来的意義を踏まえた議論が希薄なことは否めない。
本講のテーマを単なるコミュニケーション戦術論に終わらせず、「あるべき論」を踏まえた提言を行いたい。
- マルチチャネルコミュニケーションとはなにか?
- その定義・中身・役割
- オムにチャネルとの違い
- マルチチャネルコミュニケーションはなぜ必要か?
- シェアオブボイス戦略の落日
- MR不要論といわゆる「メディカルブーム」についての考察
- マルチチャンネルコミュニケーションの本来目的を考える
- 私たちは顧客に何を伝えたいのか?
- 私たちは顧客に何を伝えるべきなのか?
- マルチチャネルだと売上は本当にあがるか?
- コミュニケーションチャネルとしてのMRの新しいあり方と役割
第2部. 医師の行動特性をディテーリングにつなげるマルチチャネルマーケティング
(2016年10月13日 11:45〜13:15)
医師の行動特性に対する理解は、意外と軽視されている。行動特性の前提となる医師の思考様式に対する考察と洞察は、マーケティングプランの中で語られることは稀である。
第2部においては、「医師のインサイト」の重要性およびそのことをベースにした本来あるべきマルチチャネルマーケティングの考え方を論じたい。
- 医師の行動特性とはなにか?
- 医師の行動特性のウラにある思考様式
- その思考様式の原因
- 医師にとってのMRとはなにか?
- なぜ、MRの訪問は歓迎されないのか?
- 医師に情報提供さえしていればいいのか?
- MRが (医師にとって) 必要な理由を改めて考える。
- MRを使わないコミュニケーションとMR活動の連携についての考え方
- いわゆるNon-MR プロモーションの有効性を考える
- MRにとってのNon-MR プロモーションの意義
- 両者を連携させると、どういう良いことが、誰にあるのか?
第3部. マルチチャネルからオムニチャネルへ
(2016年10月13日 14:00〜15:30)
マルチチャネルが叫ばれるようになって数年、それが進むに従って、過剰な情報が氾濫し、混沌とした時代が訪れた。
医療関係者が溢れかえる情報に混乱しているとしたら、その責任の一部は製薬会社にあるかもしれない。
医療関係者に、より良い顧客経験を提供する為に、製薬会社は何が出来るのか皆さんと一緒に考えていきたい。
- マルチチャネルコミュニケーション
- なぜマルチチャネルなのか?
- 外部環境の変化
- 顧客ニーズの変化
- ビジネスニーズの変化
- マルチチャネルによって何が変わったか?
- デジタルチャネルの増加
- マーケターの仕事も倍増?
- 情報量が増え、多くの情報へのアクセスが容易に
- マルチチャネルにおける課題は?
- オムニチャネルコミュニケーション
- なぜオムニチャネルなのか?
- オムニチャネルによって何が変わる?
- チャネル間の連携が強化
- 情報が整理され、信頼性のある情報へのアクセスが容易に
- マーケターの仕事が半減?
- オムニチャネルにおける課題は?
- マインドセットのギャップ
- スキルのギャップ
- テクノロジーのギャップ
- ○○○チャネルコミュニケーション
- オムニチャネルの次にくるのは?
- 行動予測型 one to oneコミュニケーション?
第4部. チャネル選択のトレンドとチャネルミクスの効果測定
(2016年10月13日 15:45〜17:15)
- 製品ブランド浸透における情報提供チャネル
- チャネル選択のトレンド
- チャネルミクスの効果測定
- 今後の展望