高齢者の使いやすさ評価と製品設計への落とし込み方

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プログラム

第1部. 高齢者の行為・動作の“しやすさ”の 定性的・定量的評価法

(2016年10月14日 10:00〜11:15)

 高齢者が使いやすい機器や生活環境を提供するためには、加齢変化する人間 機能を把握し、それに応じた設計が欠かせない。日常生活行為 (ADL) は、様々な 動作の組み合わせで行われる。  本講演において、人間の動作、さらには行為を 使いやすさの点から評価する方法について紹介する。

  1. 人間機能と加齢変化
  2. 日常生活行為 (ADL) とは
  3. ADLの評価方法
  4. 行為を構成する動作とその評価方法 (サーブリッグ分析)
  5. 動作の改善の手順
  6. 動作の難しさの評価 (フィッツの困難度指標)
  7. 動作とそれにかかる時間 (PTS法)

第2部. 高齢者の認知行動モデルに基づいたユーザビリティ評価手法

(2016年10月14日 11:30〜12:45)

 本講演では、駅における乗り換えタスクにおける案内表示のユーザビリティ評価方法を取り上げる。案内表示を利用した移動行動には、注意機能、作業記憶機能、プランニング機能が関係する。  高齢化に伴って生じるこれらの機能の衰えを考慮して、JR駅 (秋葉原駅、大宮駅など) において案内表示のユーザビリティ評価を行った結果、案内表示では誘導の難しい高齢者がいることがわかった。

  1. ナビゲーション行動の認知モデル
  2. ユーザの行動調査法:認知的クロノエスノグラフィ
  3. 認知的加齢特性検査
  4. 駅での行動調査
  5. 案内表示のユーザビリティ調査結果
  6. 調査結果を踏まえたナビゲーション支援方法の提示

第3部. 高齢者にも使いやすいインタフェースと製品開発のためのアクセシブルデザイン

(2016年10月14日 13:30〜14:45)

 高齢者や障害者に配慮した製品の使いやすさを検討するには、操作のしやすさだけでなく、視覚や聴覚・触覚的な製品の情報を使用者伝わりやすくすることが重要である。  高齢者や障害者の不便さの背景にはどのような感覚の問題があるか、そしてこのような不便さを少しでも解消するためのアクセシブルデザインについて、データやデザイン例などを用いながら説明する。  今回は視覚の問題を中心に、触覚、聴覚についても説明する。

  1. 高齢者・ロービジョンの不便さと視覚機能
  2. アクセシブルデザインとは
  3. 見え方に影響する視覚的デザイン要素
  4. 高齢者・ロービジョン見え方について
    1. コントラスト感度
    2. 最小可読文字サイズ
    3. 基本色領域と色の組み合わせ
    4. 検出視野
    5. ランプの明るさ
  5. 高齢者・ロービジョンの聴覚・触覚について
  6. 高齢者障害者のための製品設計の参考資料紹介
    1. 高齢者障害者感覚特性データベース
    2. 高齢者障害者配慮の規格書 (JIS及びISO) 紹介

第4部. 高齢者などの心を探るための測定法と製品開発への活用

(2016年10月14日 15:00〜16:15)

 まだ言葉が上手く喋れない赤ちゃんやコミュニケーションの難しさから上手く意思表現できない寝たきり高齢者あるいは意思と言葉とが素直に連動していない若い女性などに対して真の心 (気持ち) を客観的に評価する方法について著者らの研究結果について講演する。  赤ちゃんに対しては、唾液アミラーゼ活性の計測を用い、寝たきり高齢者には「ウェアラブル生体センサー」による自律神経計測を、若い女性に関しては脳波計測を、それぞれ対象者に適していると考えられる方法にて計測実施した。

  1. 高齢者の気持ちを探る
    1. 計測原理と方法
    2. 計測実例:日常行動観察との関連
  2. 赤ちゃんの気持ちを探る
    1. 計測原理と方法
    2. 計測実例:行動コーディングとの関連
  3. 女性の気持ちを探る
    1. 脳波の測定方法
    2. アンケート評価と脳波診断の比較
    3. 脳波を用いた香りの選択

第5部. 高齢者のユーザビリティ評価における 官能評価の進め方、留意点

(2016年10月14日 16:30〜17:45)

 高齢者人口の増加に伴い、今後ますます高齢者の使いやすさに配慮した、 「人にやさしいモノづくり」が求められてきます。  本講座では、それらのベースとなる高齢者のユーザビリティ評価について、 評価の進め方などの基礎から、使いやすさの可視化・定量化手法まで、 具体的な開発事例を交えながら、専門的な内容をわかりやすく紹介します。

  1. ユーザビリティ評価の基本
    1. 評価の流れ
    2. 被験者選定のポイント
    3. 評価、データ取得のポイント
    4. 分析のポイント
  2. ユーザビリティの可視化・定量化
    1. 楽な姿勢と動作の定量化
    2. わかりやすさの定量化
    3. 心地、生理の定量化
    4. 安心、安全の定量化
  3. 商品開発プロセスへの組込み
    1. ユーザ中心設計の考え方
    2. 達成度の定量化

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株式会社 技術情報協会
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