潤滑剤を活用するための必須基礎講座

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本セミナーでは、レオロジーの基礎から解説し、潤滑剤の粘度や劣化の状況が、潤滑特性や品質に及ぼす影響、潤滑油やグリースを上手に扱うために、押さえておきたい物理的・化学的性状について、詳解いたします。

日時

中止

プログラム

潤滑剤 (潤滑油やグリース) の重要な2大基本特性である、レオロジー特性 (物理性状) と、酸化劣化特性 (化学的性状) に関しての基礎を学ぶ。  レオロジー特性のひとつである粘性は、近年の諸機器の省エネルギー化を達成するのに直接絡む重要な特性であり、それに関連する基礎知識としてレオロジーの基礎について解説を行うとともに、省エネルギーに関わるレオロジー特性の諸問題についても解説を行う。  化学的な性状劣化は潤滑剤のロングドレイン化に関わる重要課題であり、潤滑基油自体の酸化劣化特性の解説とともにそれに関わる他の性状変化についても触れる。  本セミナーではこれら2つの事象それぞれを理解するための必要な基礎知識を得ることを中心に据えた講義を行い、いくつかの実用上の問題点等についても解説を加える。

  1. 導入部
    1. 背景 [地球温暖化と省エネ・省資源]
    2. 潤滑とは
      • 潤滑領域の理解 (流体潤滑・境界潤滑,ストライベック曲線)
    3. 潤滑剤とは
      • 潤滑剤の分類
      • 潤滑剤とは何か
  2. 本論
    1. 物理的性状 – レオロジー特性 -
      1. レオロジーの基礎
        • 粘性
        • 弾性
        • 粘弾性
        • レオロジー測定法
      2. 潤滑油の粘度特性
        • 潤滑油の粘度と粘度温度特性
        • 粘度指数向上剤
        • 潤滑油の高圧粘度
      3. グリースのレオロジーの基礎
        • 基油と増ちょう剤
        • グリースに特徴的なレオロジー特性
      4. 省エネルギーと潤滑油の粘度
    2. 化学的性状 – 炭化水素の酸化 -
      1. 炭化水素の酸化・劣化機構
      2. 酸化防止剤と酸化防止機構
      3. 酸化劣化測定法
        • 評価手法と分析方法
      4. 酸化劣化と他の性状の関わり
        • 粘度増加

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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受講料

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