本セミナーでは、リスクの回避方法や書面調査への対応、GLPや試験計画書からの逸脱への対応を実例に沿って説明いたします。
医薬品の非臨床安全性試験は、ヒト (臨床試験) への大切な情報であり、その信頼性は命に関わるものです。そのため1982年に医薬品GLP基準 (局長通知) が発出され、34年が経過しました。その後、GLPは省令化され、2014年11月には「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保などに関する法律」として施行され、対象範囲の拡大や複数場所試験等が追加されましたが、GLPの信頼性の確保という基本的な考え方は変わりません。 安全性試験における信頼性の確保の為の規制情報、SOP (標準操作手順書) 、生データ・実験ノートの修正を含めた取り扱いやQC・QAの方法、保管管理について、書面調査やGLP適合性調査を含めて基本的な観点から解説して参ります。 また、医薬品のICHガイドラインに加えて、化学物質のOECDガイドラインによるGLP基準の安全性試験も受け入れになりました。受託研究機関によるGLP試験報告書の導入予定の方にも、非臨床安全性試験の標準化によるスキルの向上と信頼性の確保を望まれる試験従事者にも、ポイントを押さえた説明に努めますので、多くのご参加をお待ちしております。