固体イメージセンサの元祖CCDの時代は終焉。追い落としたCMOSセンサの性能も早や成熟期に到達した。新しい撮像技術の開発軸はセンサ単体の性能進化からシステム融合による機能進化へと移行しつつある。
本セミナーでは、まずイメージセンサの開発史を辿って、単体センサの基本性能向上を支えた基礎技術とその成熟の過程を解説する。これは過去のTechnology Driverであるビデオカメラやデジタルカメラの要求に沿って進化した感度、解像度、高速度などの要素技術である。次いで、システム融合により実現される撮像の機能進化を紹介する。これからの主力商品であるスマホ、自動車やロボットの要求に沿う機能、即ち空間計測や物体認知など、言い換えれば。“見る撮像”から“使う撮像”、すなわち、対象物の“検知”そして“理解”である。
- 固体イメージセンサの進化、時の流れに沿って
- イメージセンサ技術の概要
- イメージセンサの進化と主役交代
- CIS (CMOS Image Sensor) その性能進化
- 撮像性能の進化を支える要素技術
- 高速化技術とグローバルシャッター
- 3D“機能”積層、異次元への進化
- 新しい撮像素子 研究開発動向
- 新光電変換技術
- 新概念のイメージセンサ
- 3D撮像=スマホカメラの進化軸
- 流行りの3D撮像技術
- Dual Camera
- 使う3D撮像 (3D機械の眼)
- Computer Vision=使う撮像;車載カメラの進化軸
- Sensor Fusion
- 画像のDeep Learning
- Embedded Vision=使う撮像システム、その部品化
- Embedded Vision=スマート“組み込み”カメラ
- 要素技術1:カメラモジュール、カメラの部品化
- 要素技術2:Vision Processor
- 撮像技術の進化軸