ヒューマンインタフェース開発・改善の着眼点と手法

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使いやすいヒューマンインタフェースを実現するための出発点は“人を知る”ことにあります。  不便な、あるいは便利なインタフェースに内在する問題を浮き彫りにするためには、そもそも人はどのような情報をどのように受け取るのか、人にとって何が自然で何が不自然なのか、などの疑問に立ち返る必要があります。  たとえば、ある意味で夢のデバイスであるタッチスクリーン型スマートフォンも、不便さを補って余りある表現の豊かさを有しているために、使いにくいという感覚が人々の意識下に埋もれていますが、まだ改善の余地はあります。  以上のような発想の下で、このセミナーでは、人の強さと弱さについて (人の得意なことと不得意なことについて) 、インタフェースの改善や開発に際して意識すべき人間特性について、から始めて、仮名入力インタフェースの考察、人間の無自覚的挙動を利用した本人認証インタフェース、そして、人間の自動的反応に由来するエラーについてお話しします。

  1. 人間の弱さ、あるいは “vs. 人間” の難しさ
    1. 客観的情報と人間が受け取るメッセージの違い
    2. 土台の重要性と先入観の危険性
  2. 人間の強さ
    1. エラーをものともしない
      (例:誤字があってもすらすら読める)
    2. 論理の困難を直感で解決できる
  3. 人間の特性とインタフェース
    1. 人間の知覚・認識・行動の特性
    2. 人間のチャンネル選択性
      (例:空間周波数チャンネル)
  4. 文字入力のインタフェース
    1. 文字入力に要する心身負担
    2. 上下左右カーソル方式の有効性
  5. 本人認証のインタフェース
    1. 本人認証とバイオメトリクス (生体情報)
    2. 無自覚な身体ゆらぎを利用した認証
  6. インタフェースとしての自動車ウインカー
    1. 人間特性と交通
    2. 錯覚のもたらす危険と、危険のないデザインのための指針

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
101-8460 東京都 千代田区 神田錦町3-1
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