本セミナーでは、自動・自律飛行に望ましいドローン設計と広がる用途、通信技術の動向について解説いたします。
(2016年9月30日 11:30〜12:50)
現在、世界各国にて多方面での利活用が展開されている「無人航空機」ではあるが、日本においても昨年12月10日に「航空法」が改正され、晴れて無人の航空機として認知された。 無人航空機とは何か?想定されるミッションや利活用分野の広がりに合わせて、今後は周辺機器技術の進展との相乗効果により「汎用型」からより「専用型」へと大きな進化をしていくことで、さらに無人航空機の利便性が理解され、市場が広がり文字通り「空の産業革命」として、確立された「産業」として発展して行く事を願っている。
(2016年9月30日 13:35〜14:55)
なぜドローン (マルチコプター) の人気が急上昇したか、空の産業革命などと機体されている理由を、ドローンのエコシステムとして解説。 具体的な活用例、そこで使われている最新のテクノロジーを、ビデオを交えながら紹介します。
(2016年9月30日 15:10〜16:30)
ドローンの技術が急速に進歩し,空撮や測量,インフラ点検などに加えて,様々な物資を運ぶ配送サービスも始まろうとしている。ところが、ドローンと地上局との遠隔制御に使われる無線通信は、Wi-FiやBluetoothが利用する2.4 GHz帯と同じ帯域の電波を利用しており、傍受や干渉、妨害の影響を受けやすく安全性に課題がある。またインターネットで標準的なAESなどの、現状で安心できる暗号化が行われておらず、ドローンの制御通信における情報セキュリティ対策は十分ではない。 そこで、乗っ取りや情報漏えいを完全に防御したドローンと地上局間の制御通信の安全性を確立したシステムを構築し、これを学校間図書配送システムに組み込み、国家戦略特別区域 (地方創生・近未来特区) である秋田県仙北市において行った一連の動作実証実験について紹介する.