ナノ粒子分散挙動、状態の予測・評価技術

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会場 開催

本セミナーでは、ナノ粒子の凝集メカニズムから分散状態の可視化、粒子の動き観察まで解説いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 粒子分散材料中の粒子充填構造の測定技術

(2016年9月29日 10:30〜12:00)

  1. 粒子分散材料の定義
    • 無機粒子100% (粉体層) ~無機粒子>有機添加物~無機粒子≦有機媒体
  2. 粒子充填構造の測定法の定義 (分類)
    1. 粉体層 (バルク的な評価)
    2. 一個粒子 (ミクロ評価)
  3. 事例紹介 (当グループ、及び産総研)
    1. 粉体層・バルク的な評価
      1. 偏光 (複屈折現象) 観察
        1. 半導体封止材料内の凝集部分の非破壊検査
      2. 粉体層せん断力評価
        1. JISZ8835の紹介
        2. 化粧品・定性的官能指標定量化の研究発表内容の紹介
    2. 一個粒子などのミクロ的な評価
      1. 数μm~数10μm微小粒子の破壊・変形測定JIS化 (進行中) の簡単な紹介

第2部 粒子の分散・凝集とゼータ電位

(2016年9月29日 12:45〜14:45)

コロイド粒子の帯電と凝集分散について理解する。

  1. ゼータ電位とは何か
    1. 微粒子の帯電と界面動電現象 (電気泳動,電気浸透,流動電位) の発見
    2. 電気二重層
    3. 表面電荷の起源
    4. 電位決定イオンと無関係イオン
    5. 表面の電荷と電位
    6. 電気泳動移動度とゼータ電位
    7. 電気二重層の緩和効果
    8. 実験と解析例
  2. ゼータ電位から何がわかるか
    1. コロイドの凝集分散・安定性について1900年ころにわかっていたこと
    2. ファンデルワールス引力
    3. 電気二重層の重なりと静電力
    4. DLVO理論
    5. 臨界凝集濃度とシュルツ・ハーディー則
    6. デリヤギン近似
    7. コロイドの安定性の評価と制御
    8. ブラウン運動による凝集速度と安定度比
    9. 非DLVO相互作用
    10. 高分子や他粒子の添加効果
    11. 非水系についての既往の実験研究

第3部 ゼータ電位・粒子径測定による ナノ微粒子分散系の安定性とその評価

(2016年9月29日 15:00〜16:30)

 溶液中に分散する粒子の分散・安定性の評価は、一般的にゼータ電位や粒子径、粒度分布などがある。特にナノ粒子から数μmの粒子においては、最も簡便な測定法として光散乱電気泳動法、動的光散乱法がある。  今回、その手法の測定原理、測定時のノウハウおよびアプリケーションデータを紹介したい。

  1. 光散乱について
  2. ゼータ電位測定の原理
    1. ゼータ電位とは
    2. 原理について
    3. 解析方法について
  3. 粒子径測定の原理
    1. 原理について
    2. 解析方法について
    3. 動的光散乱法の特徴
  4. ゼータ電位、粒子径の測定技術
    1. 測定上の注意点
    2. サンプル調製時のノウハウ
  5. ゼータ電位、粒子径・粒度分布の測定例
  6. 参考文献

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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