体内埋め込み材料への抗血栓性付与技術

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プログラム

第1部. 医療用高分子の表面改質・コーティングによる生体適合性 (抗血栓性) の付与技術

(2016年9月8日 13:00〜14:30)

 本講座では、生体適合性 (抗血栓性) 材料とそのコーティング技術、特に現在医療用材料として実用化されている最新の材料を紹介し、それらの材料の特長や性能評価について述べる。  また今後、表面設計を行う上でどのような要求性能が求められているか、またどのような性能試験、安全性試験が必要かについて詳細に論じる。

  1. 医療用材料の進歩と役割
    1. 医療用材料の開発の歴史、経緯
    2. 医療用材料にもとめられる性能の変遷
    3. 生体適合性 (特に抗血栓性) とは?
  2. 生体適合性材料の基本性能
    1. 抗血栓性
    2. 血液適合性
    3. その他必要とされる性能
  3. 抗血栓性を付与させるための表面設計
    1. 生理活性物質等の表面固定化・改質技術
    2. 合成系材料の分子設計
    3. 抗血栓性のin vitro性能評価技術
    4. 動物実験によるin vivo抗血栓性の性能評価
  4. 安全性と実用化 (製品応用) 技術
    1. 安全性についての考え方
    2. 実用化に必要な試験
  5. 生体適合性 (抗血栓性) 材料に関する昨今の話題

第2部. 抗血栓性コーティング材の設計と今後の医療機器開発への応用

(2016年9月8日 14:50〜16:20)

医療機器の製品性能向上に必要な抗血栓性表面処理材の設計と合成、適用方法について、生理環境下での材料物性解析結果と抗血栓性の相関を踏まえて紹介します。

  1. 医療現場における抗血栓性材料に対するニーズ
  2. 血液と医療機器表面との相互作用
  3. 抗血栓性高分子の共通点と相違点
  4. 生理環境下での高分子物性の解析
  5. 血球細胞粘着、タンパク質吸着・脱離の解析
  6. 高分子に含水した水和構造の解析
  7. 抗血栓性に影響する因子:中間水コンセプト
  8. 新規抗血栓性高分子の設計と合成

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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