医療用抗菌材料の開発とその用途展開

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プログラム

第1部. 医療用抗菌剤の開発とその用途展開

(2016年9月7日 11:00〜12:30)

 手術中・後の感染など感染によって起きる疾患は多い。また,歯科の2大疾患であるう蝕と歯周病は,いずれも細菌が引き起こす感染症であり,古くからさまざまな研究が行われているものの未だ根本的治療法はみつかっていない。近年では感染症を防ぐための抗菌材料の研究も多く行われているが,効果が得られているものは多くなく,実用化に至るものは少ない。本講演では,医療用抗菌材料とくに歯科材料の現状とその開発、薬事承認について紹介します。

  1. 医療における抗菌剤の必要性
  2. 抗菌材料開発の歴史
  3. 現在使われる抗菌材料の問題点・課題
  4. 抗菌材料の薬事承認

(2016年9月7日 13:15〜14:45)

 産学連携により誕生した人工酵素とも呼べるヘルスケア繊維のご紹介。生体内の解毒に関わる酵素と同様のメカニズムで悪臭物質を分解する消臭機能からスタート。商品開発を進める中で、ニーズから研究へのフィードバックを繰り返しながら、新たな機能を見出し、さらに進化しています。本講演では、ヘルスケア繊維の誕生とそれぞれの機能が連携し、どのような製品になってきたかをご説明致します。

  1. 消臭繊維「デオメタフィ」
    1. 消臭繊維の誕生と特長
    2. 消臭繊維を用いた製品
    3. ニオイのあるところにニーズあり
    4. 抗菌性の必要性
    5. メディカル分野へ
  2. 高機能繊維「アレルキャッチャー」
    1. 痒み鎮静繊維「アレルキャッチャーAD」
    2. メディカル分野での障壁
    3. 高機能繊維「アレルキャッチャー」
    4. マスクからの進化…新たな機能へ

第3部. 医療施設での可視光応答型光触媒と応用と抗菌・抗ウイルス効果

(2016年9月7日 15:00〜16:30)

 近年、室内照明で機能する可視光応答型光触媒が開発され、安全・安心空間を提供できる抗菌・抗ウイルス部材として実用化されつつある。本講演において、最新の可視光応答型光触媒の開発事例とその抗菌・抗ウイルス機能、そして、病院での実証試験の結果などの最新動向を報告する。

  1. 光触媒とは
  2. 光触媒研究開発の歴史
  3. 可視光型光触媒の設計
  4. 室内照明下での抗菌・抗ウイルス効果
  5. 可視光型光触媒をコートした商品群
  6. 病院・空港での実証試験
  7. 市場拡大のための標準化と製品認証
  8. 将来展望

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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