第1部 ポリアミドと炭素繊維の複合化、成形加工技術と自動車部材への応用
(2016年9月9日 10:00〜11:30)
国内でも初めて連続繊維熱可塑性複合材料TepexがHONDAのクラリティFUELCELLに採用された。それは、ハイブリッド成形による世界初のリアバンパービームである。Tepexの特性・成形法や欧州自動車の量産事例も紹介する。
- 連続繊維熱可塑性複合材料Tepex (CFRTP・GFRTP) とは何か
- 熱可塑性と熱硬化性の違い
- 連続繊維とマトリックス
- 製造法
- 成形について
- 成形法
- 成形条件
- 成形ポイント
- Tepex自動車量産事例
- 欧州の量産事例 (2005年〜2015年)
- HONDAクラリティFUELCELLリアバンパービーム (2016年)
- その他の分野での量産事例
- 成形動画
第2部 熱可塑樹脂エポキシ樹脂の開発と炭素繊維複合材への応用
(2016年9月9日 12:10〜13:40)
現在、炭素繊維世複合材のマトリックス樹脂としては熱硬化樹脂が広く使用されているがリサイクル性や2次加工性の問題で熱可塑をマトリックスとしたマトリックス材の開発が進められている。
本講ではおもに熱硬化樹脂のエポキシ樹脂について複合材への適用例、特長、反応機構、変性手法などについて紹介し、熱可塑性樹脂の問題である炭素繊維への含浸性を解決する手法として熱可塑エポキシ、現場重合ナイロンについて、その特長と取り扱い性について紹介する。
- 熱硬化性エポキシ樹脂
- 複合材料への適用例
- 特長
- 硬化剤の種類と反応機構
- 変性手法
- 熱可塑性樹脂
- 熱可塑性エポキシ樹脂の反応機構と特性
- 現場重合ナイロンの反応機構と特性
- 新規マトリックス樹脂
- クリープレスエポキシの反応機構
- クリープレスエポキシの特性
第3部 PEEK樹脂の特徴とその炭素繊維複合材料への応用
(2016年9月9日 13:50〜15:20)
- PEEKの特徴
- PEEKをマトリックスとしたUDテープ
- 生産性、加工方法
- PEEKコンポジットの可能性、採用例
第4部 PPSの特徴とその炭素繊維複合材料への応用
(2016年9月9日 15:30〜17:00)
- PPSの製造方法と構造
- PPSコンパウンドの構成と用途
- 製品設計上の留意点
- 炭素繊維複合材料への応用