蛍光体・波長変換材料の注目材料・技術・応用の集中学習

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プログラム

第1部 超高輝度・ハイパワー白色光源用単結晶蛍光体とその特性

(2016年9月27日 10:30〜12:00)

 青色LEDや青色LDを光源とする超高輝度白色照明の開発が活発に進められる中、これらに対応する蛍光体が強く望まれている。本講演では単結晶を用いた蛍光体である単結晶蛍光体を紹介し、その高い量子効率と温度安定性、高輝度光照射下でも温度上昇が低いなど、各種の特性について解説する。

  1. 超高輝度光源の動向
    1. 青色LED・LDを用いた高輝度光源
    2. 高輝度化に向けた蛍光体
  2. 単結晶蛍光体
    1. 単結晶蛍光体の概要
    2. 黄色発光単結晶蛍光体
    3. 緑色発光単結晶蛍光体
    4. 赤色化に向けた取り組み
  3. 粉末化した単結晶蛍光体
  4. 高輝度化への取り組み

第2部 希土類セラミックスによる蛍光体変換型LEDの光源効率の支配因子と向上技術

(2016年9月27日 13:00〜14:30)

 白色LEDの高出力化と一般照明への展開に伴い、高い耐熱性、発光効率を有する無機蛍光体への期待が高まっている。本講演では、蛍光体変換型白色LEDに用いられる代表的な希土類蛍光体、セラミック蛍光体について、固体と発光中心の電子準位、発光機構、発光波長、効率の支配因子と特性評価法について解説する。

  1. 固体照明と白色LED
    1. 白色LEDの種類
    2. 蛍光体変換型LEDと希土類蛍光体
  2. 希土類ドープ蛍光体材料における光学遷移
    1. 元素の周期律と電子軌道
    2. 4f,5d電子軌道の特徴
    3. f-d電子遷移とその応用
    4. 輻射、無輻射遷移と内部量子効率、蛍光寿命
    5. 蛍光体量子収率とLED光源効率
  3. Ce (III) ガーネット蛍光体
    1. Ce3+の電子準位とガーネット結晶ホスト
    2. 高出力化に向けたセラミック蛍光体
    3. 発光効率の温度消光とその原因
  4. 積分球測定の実際
    1. 全光束測定の重要性
    2. 誤差の原因と留意点
    3. 自己吸収補正とは?
    4. 蛍光体の量子収率の求め方

第3部 最新の合成・製造技術によるナノ蛍光体創製と評価、および太陽電池・ほか各種デバイスへの応用

(2016年9月27日 14:45〜16:15)

 近年注目されている酸化物や硫化物などの機能性ナノ材料 (蛍光体) の溶液合成に関するノウハウと、その評価方法について解説します。さらに、それらを用いた最新デバイス、例えば太陽電池用波長変換膜、LEDなどライティング関連、ディスプレイ応用について実際のデータを用いて解説します。新規ナノ材料、デバイスを一から初めようとしている方から、現在最新の合成技術を身に着けたい方までを対象に幅広く説明させて頂きます。

  1. 無機蛍光体の基礎 (概要)
    1. 蛍光体とその応用
    2. ナノ蛍光体とは
    3. 蛍光体の開発課題
  2. 溶液合成法について
    1. 溶液合成法の基礎
    2. 白色LED用蛍光体の溶液合成法
    3. ナノ蛍光体の合成方法
  3. 最新の蛍光ナノ粒子製造技術
    1. マイクロリアクターの基礎と技術応用
    2. マイクロ波合成の基礎と技術応用
    3. コンビナトリアル化学の基礎と技術応用
  4. 太陽電池用波長変換膜・ほか各種デバイスへの応用
    1. 蛍光ナノ粒子を用いたデバイス
    2. 太陽電池用波長変換膜とは
    3. 市場予測とコスト試算
    4. 波長変換膜の製造方法
    5. 光学評価方法と最新データ
    6. 他のデバイスへの応用
  5. まとめ

会場

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101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
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