絞り加工の基礎と実際、および最新の潤滑技術

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本セミナーでは、絞り加工の基礎から解説し、高精度で高品位、効率的な実践成形手法、最先端技術の無潤滑絞り加工「ドライプレス加工」についても解説いたします。

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プログラム

経験やノウハウが大いに物を言う絞り加工ですが、高品位な絞り製品を生産するためには、その加工の原理を理論的に理解することが求められます。絞り加工を理論的に勉強することによって、無駄のない効率的な成形手法が実践できるようになり、結果的にコストダウンも図れるようになります。また、トラブルが発生した時にも十分対応ができるようにもなります。  さらに高精度で高品位な製品の生産を目指すためには、潤滑油の選び方・使い方の基礎知識の習得が何よりも重要となります。潤滑法を間違えれば、製品表面傷の発生や焼付き・かじりの発生の原因になります。ただし、潤滑油には環境問題が付きまといます。できるだけ使用しない、あるいは全く使用しない加工法が待望されています。その最先端技術の無潤滑絞り加工、すなわち、ドライプレス加工についても解説します。

  1. 絞り加工の基礎
    1. 絞り加工とは
    2. 絞り加工と張出し加工
    3. 金型の構成
    4. 耳の発生と材料の異方性
  2. 絞り加工の実際
    1. ブランク形状・寸法の決め方
      1. 円筒容器
      2. 角灯容器
      3. 異形状容器
    2. 絞り工程数の決定
      1. 絞り加工中のブランクの変形過程
      2. 絞り加工力と破断力
      3. 円筒1回絞り加工における絞り限界の判定
      4. 角筒絞り加工における絞り限界の判定
    3. 金型設計
      1. 肩半径とクリアランスの決め方
      2. 再絞り金型の設計
      3. しごき加工の目的と金型の設計
    4. プレス機械の選定
      1. 円筒絞り力の計算
      2. 角筒絞り力の計算
      3. しわ抑え力の計算
  3. 潤滑油の選び方と使い方
    1. 潤滑の基礎知識
      1. 摩擦とは
      2. 潤滑油の摩擦低減メカニズム
      3. 潤滑油の構成成分
    2. 絞り加工における潤滑の実際
      1. 動粘性効果による油膜形成メカニズム
      2. 被加工材表面粗さによる油膜形成
      3. 各種添加剤による油膜形成
  4. ドライプレス加工の最前線
    1. DLCコーテッド工具によるドライプレス加工
    2. セラミックス工具によるドライプレス加工
    3. CVDダイヤモンドコーテッド工具によるドライプレス加工
    4. 焼結ダイヤモンドによるドライプレス加工

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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受講料

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