化粧品は防腐剤を配合するなどして、微生物による劣化を防ぐ設計がなされています。化粧品の微生物学的な保存性の評価方法として、製品に微生物を接種して継時的に生菌数を測定する試験法が用いられており、薬局方[JP (日本薬局方) 、EP (EU薬局方) 、USP (米国薬局方) ]やISO11930を参考にされるケースが多くあります。 本講演では日本薬局方 参考情報「保存効力試験法」を中心に保存効力試験の進め方について紹介します。