洗浄バリデーションはあくまでも汚染/交叉汚染防止策の一手段であって、接薬部位の洗浄だけで製品の汚染/交叉汚染を防止できるわけではない。例えば、CHTの妥当性検証には、作業環境の清浄度管理などにも着目する必要がある。
本講座では洗浄バリデーションのHow-Toだけでなく、基本的な考え方を分かりやすく解説する。
- 洗浄は交叉汚染対策の一手段でしかない
- 生産外 (非日常的) 作業後の洗浄にも留意
- 要するに洗浄対象は
- クリーンホールドタイム (CHT) の設定
- 洗浄バリデーション業務の進め方
- まずリスクマネジメントから
- 洗浄バリデーションの妥当性確認・改善は継続する
- より進んだ手法 (QbD手法)
- オンラインモニタリングの方向へ
- 残留許容値の設定
- 0.1%基準、10ppm基準、目視限度基準
- PDE (1日許容暴露量) の算出
- ICH-Q3 (不純物) ガイドライン
- ICH M7変異原性不純物ガイドライン
- 洗浄剤の残留許容値設定
- 洗浄バリデーション先立つ適格性確認
- 洗浄方法の留意点
- 洗浄剤の留意点
- サンプリング方法の留意点
- サンプリング箇所の設定
- 接薬表面積の算出例
- 回収率の確認
- 分析の留意点
- GMP査察での指摘事例
- 付録
- GMP事例集中の洗浄バリデーション
- 原薬GMPガイドライン中の洗浄バリデーション