熱可塑性コンポジット材料・成形技術の基礎と応用開発動向

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プログラム

第1部 熱可塑性コンポジットの材料・成形技術の基礎

(2016年8月5日 10:20〜13:40)

 熱可塑性コンポジットが注目され、特に、熱可塑性CFRPの研究開発が盛んになされており、多くの若い研究者が興味を持って開発に携わっている。しかしながら、1980年代後半から1990年代前半の第二次ブームから、20年以上の時間が経過しており、過去に何が開発されていたのか、何故、普及させることが出来なかったのか、技術伝承が全くなされておらず、過去の失敗と同じような開発が繰り返されているものも見受けられる。  本講座では、今一度、熱可塑性コンポジットの開発の歴史、および、熱可塑性コンポジットの成形技術のの基礎について解説する。

  1. 熱可塑性コンポジットの材料技術とその変遷
    1. 熱可塑性コンポジットの開発の歴史
    2. スタンパブルシートの歴史
    3. 高性能熱可塑性コンポジットの歴史
  2. 熱可塑性コンポジットの成形技術の基礎
    1. スタンピング成形の基礎知識
    2. スタンピング成形設備
    3. 連続繊維強化型材料のスタンピング成形
  3. プレス成形応用技術、その他の成形技術
  4. 新素材による新規開発とはいかなるものか

第2部 スタンピングと射出の組み合わせによるハイブリッド成形のキーテクノロジーとコストメリット

(2016年8月5日 13:50〜15:00)

 高コストな熱可塑性複合材料を自動車部品に適合させるために、成形工程でのコスト低減を実現する手段であるハイブリッド成形のメリット、工程と成形装置に求められるキーポイントを理解して頂くために解説する。  またクラリティ フュエルセルのバンパービームへの採用事例と、開発から量産までの協力体制について紹介する。

  1. ハイブリッド成形法の基礎知識
  2. 同工法の工程
  3. 同工法の多様なアプリケーション
  4. 同工法の装置構成と装置に求められるキーポイント
  5. 実用化されたクラリティ フュエルセルでの有効性
  6. 縦型プレスの有効性
  7. 開発のサポートシステム

第3部 連続繊維熱可塑性複合材料のハイブリッド成形と量産事例

(2016年8月5日 15:00〜16:30)

 軽量・高強度・大量生産・低コストを実現する先端材料として、連続繊維熱可塑材料CFRPは、2010年のK – Show (デュセルドルフ) 以来、特にハイブリッド成形が注目されている。 成形サイクルが60秒であるという事が大きな特徴で、従来のプレス機や射出成形機でも成形可能ある。  本講演では様々な成形法をビデオ付きで紹介する。

  1. 連続繊維熱可塑材料とは
    1. 熱可塑性と熱硬化性の違い
    2. 種類
    3. 特徴
    4. 製法
  2. 成形法
    1. プレス
    2. ダイヤフラム
    3. 圧縮
    4. ハイブリッド
  3. 自動車部品の成形法の歴史
    1. 第1世代
    2. 第2世代
    3. 第3世代
  4. その他用途
    • スポーツ
    • 通信機器
    • プロテクター
    • 航空機
    • 装具 etc.
  5. 今後の展開と課題

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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