本セミナーでは、粒子の分散状態の評価について、その手法、分散安定性に影響を及ぼす様々な要因などの基礎から解説し、実例を用いた種々のスラリー特性評価、適切な分散剤の選定などの応用的な内容、また、最新動向について紹介いたします。
固液分散系スラリーは非常に幅広い分野で使用されているにもかかわらず、その調製法や評価については、一般的にはあまり重要視されていないのが現状です。重要視されない原因の一つとして、スラリーの特性が最終製品の品質と密接な関係にあることは経験的に広く知られてはいるものの、特性評価の明確な基準が存在するわけではないため、結局はプロセスごとに試行錯誤を繰り返すことになることや、経験的に調製法を確立したはずなのに、日によって全く異なる特性を持つスラリーができ上がることも珍しくないという、ある種「生もの」のような取り扱いの難しさが挙げられます。 本セミナーでは、スラリーの取り扱いの基礎から、スラリー中の微粒子の分散制御、そして分散状態の評価について、実例を用いて解説するとともに、応用例や最新動向についても紹介します。