医薬品・医療機器開発において、なぜイノベーションが起こりにくいのか?それは長期に渡るプロジェクトであり、大人数によるチーム戦でありながら、役割があまりにも細分化され過ぎてしまい、全体最適化よりも部分最適の視点が先行している。 つまり、合意形成のために有用な「共通言語」がない。職種や立場を超えての「価値」の生み出し方、「顧客」への届け方を記述できる「ビジネスモデルキャンバス (BMC) 」は、組織横断的 にメンバー間のコミュニケーションを円滑化できるツールで、事業開発や起業家のスタンダードにである。 本講座では、BMCを応用した欧米大手企業における「プロジェクトマネジメント」や新事業開発事例を紹介する。また、実際に3、4名のチームを組み、 BMCによる新事業創造を体験する。
- イントロダクション
- ヘルスケア・イノベーションの必要性
- ビジネスを構造で捉える
- 戦略立案型から仮説検証型へ
- 総力戦のための”共通言語”
- ビジネスモデルを構造で”見る”
- ビジネスモデルキャンバス (BMC) とは
- 薬局 or 在宅看護ステーションのビジネスモデルキャンバス作成 (個人ワーク)
- 分析>改良>進化のプロセスからイノベーションを実現する
- 成功企業事例から学ぶビジネスモデル・パターン
- iPhone、楽天、Airbnb、Line、Amazon、等
- アナロジー (水平思考) で新たなビジネスモデルを創発する
- ビジネスモデルキャンバスを用いたチーム・アイディア創発法
- 1分間スケッチ法
- 6分間プロトタイピング法
- 2分間クイックフィードバック
- ストーリーテリング型プレゼンテーション
- 迅速フィードバック + 改良案創出法
- アイディアの評価と仮説構築
- 自己評価シートによる検証
- 仮説構築とテスト
- 自社を取り巻く環境分析 (顧客・規制・技術・市場)
- まとめ〜明日から何をすべきか?
- 質疑応答